「12か月の未来図」を観る。フランスの名門高校の教師が移民など多様な生徒で占められた教育困難校(中学)に送り込まれ生徒の属性や環境に戸惑いながら、子どもたちに学ぶ楽しさと意義を理解させていくというストーリーである。映画のチラシで「教育困難校」と書いてあるので日本のいわゆる底辺校の様子を思い出してみたが、それとはだいぶ違い学級崩壊や暴力沙汰は無いし、この映画の世界は素直ないい生徒たちだと思った。地区評議会という会議で退学処分されてしまうなど日本と異なる制度や、チラシの解説から受けるイメージとも違和感を感じるが、それは横に置いておき映画として楽しく観ればよいと思った。
