昼過ぎに地元の高石神社へ初詣に行く。例年餅つきがあり、その餅を買って帰るのが楽しみだったが、残念なことに今年は無いとの由。屋台のたこ焼きと伊勢そばを買う。その後小田急に乗車する。今日は池袋から東武東上線に乗車してときわ台へ。この駅は1935(昭和10)年開業の当時の駅舎が今も残り、昨年(平成30年)にリニューアルされている。大谷石で造られた豪華な駅舎である。

(左右方面から見たときわ台駅舎)
駅周辺の常盤台住宅は、米国の「田園都市」思想に基づいて設計された住宅地で、1936年から東武鉄道により分譲され、「常盤台住宅地建築内規」により良好な住環境が保たれていた。現在でもその面影は残っていて、東急の田園調布とも対比されるほどである。大谷石の駅舎の左隣りは店舗建物の建設中で、これが完成すると折角の三角屋根の外観が左からは見え辛くなるのではと心配なところである。
駅舎が豪華なだけでなく、駅舎からホームへの地下道もちょっと時代がかっていて、昔の国鉄駅の地下道の様な雰囲気もあり、これも好ましい。
(駅舎からホームへの地下道)
大谷石の駅舎の反対側は南口になっていて、駅ビル2階に改札口がある。こちらは昭和30年代から40年代の駅ビルの感覚もあり、地方私鉄のターミナルの雰囲気でもある。大谷石駅舎に比べるとB級だが、こちらもなかなか魅力的だ。
(駅ビル2階に改札口のあるときわ台駅南口)
各駅停車しか停まらない駅ながら、魅力満点のときわ台駅である。
ときわ台駅散策後は東上線で朝霞台まで行き、武蔵野線北朝霞駅で撮影に勤しむ。武蔵野線開業40周年記念ヘッドマーク付き電車やEF66、EF65の貨物列車が撮れないかと30分以上撮っていたがいずれも現れず、寒くなってきたので今日のところは引き揚げる。205系、205系メルヘン顔、209系のみの撮影だった。