ジロのために何度救急車を呼んだのか

覚えていませんが・・・

 

 

今回の救急隊の皆さんは、

過去一早く来て、過去一、親切でした。

 

 

 

いろいろな機器を持ってきて

リビングに寝ているジロに装着して、

話しかけて・・・・

 

 

 

そして結論として、

たぶん、

迷走神経反射による意識喪失ではないか、

ということになりました。

 

 

 

後で調べたら、

迷走神経反射とは、

 

強いストレス状態の中で

迷走神経(自律神経の中の副交感神経)が暴走し、

急激に低血圧になり、

脳に血液が回らなくなり、

意識を喪失する・・・

という感じでした。

 

 

 

 

前兆として、

冷汗がたくさんでて

非常に気持ち悪くなるはずですが、

 

 

ジロはそういうのを

あんまり認識できない人なので、

倒れたジロから汗が滝のように出ていて、

後から考えると

非常に気持ち悪かったはず、と思います。

 

 

 

思えば、

アナフィラキシーショックの時も、

倒れる前に、

ジロに何度も「気持ち悪くない?なんか変じゃない?」

と聞いたけど、

返ってくる返事は「大丈夫」でした。

 

 

ただ、

本当に本当の直前は、

ジロも気づくらしく、

「お母さん・・・」と呼び掛けてきました。

 

 

前回も今回も。

そして意識を失いました。

 

 

 

昔、6歳で、てんかんの時に、

最初の1剤が効いて、

いきなり大発作で倒れる前に

部分発作がしばらく続くことになった時、

 

 

二人で向かい合って

将棋を指していたのですが、

突然、 

「お母さん、なんか変」といって、

私のほうに歩いてきて、

膝の上に乗ってきて、

そのまま、

けいれんしながら意識を失う・・・ということがありました。

 

 

 

「お母さん、なんか変」といわれて、

何とかしてあげたいけど、なにもできなくて、

どうしようもなく切なく、

自分の無力感を痛感した8年前。

 

 

 

それに比べて、今回は理由が明確です。

 

 

一時的な不調。

 

 

慢性的な何かじゃない。

 

 

 

熱で、

もしくは薬で?

それはわかんないけど、

ともかくコロナさえ治ればいいわけです。

 

 

 

とりあえずあのゾコーバなる薬が

効いてくれて、

ウィルスの増殖を防ぎ、

ジロの白血球とかキラー細胞とかが、

敵をやっつけるイメージを描きつつ、

ジロとその後を過ごしました。

(救急搬送していただくのは辞退しました)

 

 

 

ジロはその後も、

唇はいつもよりかは白いし、

爪は紫だし、

パルスオキシメーターが反応しないくらい

指先が冷たいし、

 

 

どうもこの人、

循環器系に難があるんじゃ?

と思いつつも、

 

 

ともかく意識があるだけありがたい。

 

 

 

 

新たな荷物(迷走神経反射)を背負ったと思うことはやめて、

ジロはどんどん丈夫になっている!!

てんかんも昨年12月に断薬を経て、

こんな高熱でも再発しなかったし、

未来は明るいと信じたい。

 

 

 

まぁそんな感じの、

コロナ2回目体験記でした。

 

 

☆☆

 

ジロは執念で、日記書いていました。



ジロからみると、意識を失ったことより、

『コロナが全然治らない』『食事が同じ』の方が

重大なことなんだな、ということがわかります。