【ドイツで職業訓練(Ausbildung)3年目の記録】

 

2018年7月31日 火曜日

 

今日は、学校最終日、 ”Abschlussfeier” 

( 日本でいうなら、卒業式とか、卒業パーティー 卒業証書桜)でした。

 

こんな感じで、みんなちょっと少しフォーマルな恰好で。

もちろん、お世話になった上司や夫や子供など家族を連れてきてもOK。

 

パーティーは、総勢120人くらい!

 

※友人たちの許可なく写真は載せられないので、

画像は似たようなシチュエーションのインターネットのものです。

Bildergebnis für abschlussfeier

 

わたしが通ったのは、Berufsfachschule だったので

生徒の年齢は、19歳くらいから上は55歳くらいまで (友人Hには、孫がいます。)

本当に様々な人達で構成されていて、世代も性別も国籍も、皆バラバラでした。

 

式は10時から始まり、早速、校長の挨拶の後で

資格証明書 (Urkunde) & 最終試験合格成績証明 (Abschlusszeugnis)が

各自に手渡されました。

 

 

やったー。

やっと終わったー。

これで堂々と、ドイツで生きていける。

 

 

 

あ、そうそう、この資格証明をもらうために

5月上旬に健康証明等々を用意してニーダーザクセン州の管轄局へ送付したりしました。

このたった一枚の ”Urkunde” をもらうために、計75ユーロくらいかかりました。

 

 

日本では、国家資格かもしれないけど、

ドイツでは、教育は州の管轄なので、「州認定の資格」です。

 

2015年8月に始まった当初、

クラスメイトは26人くらいいたのですが

最初の半年(Probezeit、試用期間 )ですでに3、4人辞めてしまい

その後、様々な理由でボロボロと櫛の歯が欠けたように辞めていき、

 

2年目にまた5人くらい入ってきたのですが、

結局、

残念ながら、卒業試験に落第してしまった2人が半年間延長(留年)

 

最終的に

今日、資格証明書を手にしたのは、19人でした。

 

振り返ってみると

3年間、いつもそこに「わたしの席」があった。

ドイツ人、外国人の差別なく、

そこに私の座席があった。

 

卒業した今、

それがどんなに有難いことだったか、身に染みてわかる。

 

お世話になった先生方、

仲間の輪に入れてくれたドイツの友人たち

支えてくれたドイツの家族、日本の家族、

 

そして、

ブログを通していつもお世話になった皆さん、

 

本当にありがとうございました。照れ

 

 

実は、この卒業パーティーに、

素晴らしいスペシャルゲストが来てくれた。

 

それは、1年目の上司、I だ。

 

→ Ausbildung が始まったばかりの頃、職場で困ってしまった時の記事  この局面、どう切り返す?

 

 

思わず、”いろいろありがとう。 Ich bedanke mich für alles .. ” と言いながら、

涙が勝手にこみ上げてきました。

 

おめでとう、やったね、と言って、

私達は、ハグしあいました。

彼女に、認めてもらえる日が、やっと来たのです。

 

 

3年間、あっという間・・・では、決してなかったし

道は平たんでは無かった。

社会人になってからの3年て、結構長いよ。

 

だからこそ、今日は、自分を誇りに思う。

 

 

最後に、人気者だった Frau F. と、一緒に写真を撮った。

(でも、テストではいつも厳しい点を全員に突き付けて

口癖のように

「わたしを泣かせないでちょうだい!」と言っていたのも、良い思い出だ・・)

 

 

 

 

終わった、終わったんだ・・・

 

そして、今日、この瞬間から、また新しい人生のスタートを切ったんだ。

 

 

3年間、心から有難う。・・・ドイツの今日この頃。