* 吹雪はれ 白根三山 青支ふ ・ シートでうたたね 高台に 広がる 冬の街 クラリネットの響き ・ 無辺の渦に 一粒地球 八ヶ岳 地軸のかたむき きよう冬至 ・ 里山は檜くろぐろ 散りはてて さびしき眺め 冬は来にけり ・ 雪雲は連山つつむ 風花か 待たれる景色 山咲かす華 人の死は いつも悲しさがわいてくる なぜ どうしてと考えてしまう いままで もうたくさんのひとをおくってきた そしていつか我が身も またそれまでいかにか 見えぬ季にこころそわせて、