芋若葉 雨空映す まろき露 | 短歌ひとり旅

短歌ひとり旅

西行 芭蕉のあとをたずねて

 ・ 淀み 泡をすかして 山女魚の姿

    はなびらもれくる 咲く山桜

 

 ・ 緑陰に 羽音渦巻く 名知らぬ虫が

    夏がづかづかやつてくる

 

 ・ 吾亦紅(われもこう) 白露おもみ

    ひかるあと はれぬこころや

      とどけ言の葉

 

 ・ 夏草の茂るもたかき おみなへし

    しられぬ恋は さまよふ風に

 

 「人生観」この厳めしい文字を 高校の教科書に見た あたりを

 見回しても誰からも聞いたこともない よく言われたには 苦労は

 買ってでもとよく説教された  誰でもが生きている意味をと問う、