岩陰に 山女魚ひそむや 山もえぎ | 短歌ひとり旅

短歌ひとり旅

西行 芭蕉のあとをたずねて

 ・ 黒い羽虫の群れ 睦み合う 若葉の宙

    むすぶ春のエナジーとみゆ

 

 ・ 鬼ヤンマ 水平飛行 美しき

     くるっと回って ピタッと停まる

 

 ・ またあした あしたはあした雨降るか

    うれしき涙あふるることも

 

 ・ 歩きつつガラスに写るその姿

     ヒタヒタ老いは これがわが顔

 

 心映え 心延え・・・自分では気づかず鏡がある 相手が居る

 相手とのやり取りに こころばえが生じてくる 父と母はよく

 けんかをしていた なくなってみると褒め言葉ばかり、