ロシア軍のウクライナ侵攻で、軍事大国ロシア軍に抵抗するウクライナは西側諸国の提供する兵器がいかに優秀かを誇示する兵器の現代戦の見本市となっている。
その中でも米国製の対戦車ミサイル「ジャベリン」はこの戦争のウクライナ抵抗のシンボルとも言えるような注目を浴びた兵器もある。
現代戦はドローンの活躍も目覚ましい、偵察だけでなく攻撃するドローンバイラクタルTB2だ。
Bayraktar TB2無人機は、侵略中のロシア軍戦車290輌を撃破したという。。
ウクライナ軍は11,000人のロシア軍、290台の戦車、46機の航空機、68機のヘリコプターを破壊した。
ウクライナ軍参謀本部はこれをFacebookで報告している。
バイラクタル TB2は、軍事近代化プログラムの一環としてウクライナ軍は2019年に12機を輸入し、親ロシア勢力の支配下にある東部地区の偵察に投入した。
バイラクタル TB2の使用に成功した後、ウクライナ海軍は6機のバイラクタルTB2を別途追加発注し、海軍当局によると2020年に納入された。
トルコとウクライナは、ウクライナに48機のバイラクタルTB2を追加製造する合弁会社を設立すると発表している。
東部の紛争地域で活躍したことにより2021年9月に追加の24機を数ヶ月以内に購入することを発表した。
2022年時で18機以上を保有しており、2022年3月にウクライナのレズニコフ国防相は新たに発注したバイラクタル TB2がすでにウクライナに納入され、戦闘準備が整ったと発表した。
24機全てが納入されていた場合、ウクライナには数機がロシア軍に破壊されたが30機以上を保有していると考えられる。
クリミアやウクライナ国境付近でのロシアの軍拡の中、2021年4月9日にバイラクタルTB2でドンバス地方の偵察飛行を行った。
これは、活発な紛争地域内でのウクライナ軍による同機の初運用となった。
ウクライナ軍参謀本部は2021年10月26日、東部の親ロシア派武装勢力に対する攻撃任務にTB2を初投入してD-30 榴弾砲を破壊したと発表した。
更にウクライナは、より高性能なトルコ製無人攻撃機「アキンチ」へエンジンやプロペラを供与している。
ロシア連邦副首相ユーリ・ボリソフは、「トルコとの関係を見直す」とウクライナへの無人軍用機輸出に対して警告を発した。
2022年2月24日から始まったロシアのウクライナ侵攻では、開戦初日のロシア軍による空爆で全機破壊されたと報じられていたが、実際には分散配置されていたため被害を免れた。
初日以降多くの戦果を上げ続けており、ロシアのクラスハ電波妨害装置にも妨害されずロシア軍の戦車や装甲車、各種車両、9K37等の対空ミサイル部隊、鉄道の燃料車等やロシア軍司令部等を攻撃し数百両を破壊する戦果を挙げたとウクライナ側は主張している。。
ドローンはこれからの戦争に欠かせない兵器となった。
ドローンを操作する兵隊は屈強でもなく命のやり取りをする訳でもないテレビゲーム感覚で戦う時代となったのかも知れない。