【元海上自衛隊幹部が語る】韓国海軍による自衛隊哨戒機P-1への火気管制レーダー照射事件 | 戦車のブログ

戦車のブログ

戦車のことなど書いてます。
アメンバー・メッセージ、ペタは受け付けていませんので御了承下さい。
ブログの内容・文章・画像を許可無く無断転載を禁じます。
悪質な場合は著作権侵害となりますのでご注意下さい。

 

 

元海上自衛隊三佐のオオカミ少佐の解説する韓国海軍駆逐艦による自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件の解説です。

 

海上自衛隊的にどうこの事件を見ているのかよく解ります。

 

 

 

韓国海軍レーダー照射問題とは、2018年(平成30年)12月20日15時頃、能登半島沖の日本海において韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」(クァンゲト・デワン、DDH-971)が、海上自衛隊のP-1哨戒機に対して火器管制レーダー(射撃指揮システムで使用されるレーダー)を照射したと日本政府が抗議したことに端を発した、日本政府と韓国政府との間における一連の問題である。

 

 

日本政府が「哨戒機に対するレーダー照射があった」と主張する一方で、韓国政府は当初は「哨戒機を追跡する目的ではない」「北朝鮮の遭難船のためにレーダーを稼働したのを日本側が誤解した」などとしていたが、その後「レーダー照射はしていない」と主張するなど、哨戒機へのレーダー照射の有無自体の主張が真っ向から対立している。

 

また、韓国政府からは韓国海軍艦艇に日本の海上自衛隊機が低空飛行で接近し「威嚇飛行」を行ったと主張し、日本政府が「威嚇飛行を行った事実はない」と同じく主張が真っ向から対立している。

 

 

2018年12月20日15時ごろ、日本の排他的経済水域 (EEZ) 内にある日本海の大和堆付近にて、海上自衛隊P-1哨戒機が、韓国海洋警察庁所属の5,000トン級警備艦「参峰」(サンボンギョ、ARS-5001)及びその搭載艇と思われるゴムボート2隻、そして韓国海軍駆逐艦「広開土大王」(クァンゲト・デワン、DDH-971)並びに漁船らしき小型の船を視認した。

その後の動向は日本・韓国で主張が食い違っている。

 

 

1月21日に日本の防衛省が韓国との交渉を打ち切ると宣言した翌々日の1月23日、韓国政府からは韓国海軍艦艇に日本の海上自衛隊機が低空飛行で接近し「威嚇飛行」を行ったとの抗議があった。

 

日本政府は「威嚇飛行を行った事実はない」と同じく主張が真っ向から対立している。

 

 

2021年7月13日 韓国国防部は、日本が防衛白書において竹島の領有権を重ねて主張したことについて、在韓日本大使館の国防関係者を呼んで抗議した。

 

国防部はまた、この席で「私たちの艦艇が日本の哨戒機のレーダーを照射したという一方的な主張を繰り返し、2018年の大韓民国海軍国際観艦式に対する海上自衛隊艦艇不参加の責任を韓国側に転嫁するなど否定的技術を継続していることにも深い遺憾を表し、これらの内容の即時是正を強く要求した」と説明した。