A-10サンダーボルトIIの美人女性パイロット | 戦車のブログ

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A-10サンダーボルトIIのパイロットが美人のエリザベスイーストマン大尉。

 

韓国のオサン空軍基地でイーストマン大尉は第25戦闘飛行隊に勤務している。

 

地上で戦う兵士にとってA-10サンダーボルトIIの航空支援は天使みたいなものだからね。

 

 

A-10は、フェアチャイルド・リパブリック社が開発した単座、双発、直線翼を持つアメリカ空軍初の近接航空支援(CAS)専用機。

 

戦車、装甲車その他の地上目標の攻撃と若干の航空阻止により地上軍を支援する任務を担う。

 

公式な愛称は前身のリパブリック社製戦闘機で、第二次世界大戦中に対地攻撃任務で活躍したP-47に由来するサンダーボルトII (Thunderbolt II) だが、一般にはメーカーなどでも使われるウォートホッグ(イボイノシシ)やホッグ(ブタ)という渾名も広まっている。

 

二次任務の前線航空管制機として対地攻撃機の誘導に当たる機体はOA-10の名称をもつ。

 

 

A-10は、下に折れ曲がったウィング・チップを持つ長スパンの直線翼により低高度低速度域で良好な運動性を発揮し、2.4 km程度の視界下で300 m以下の高度での長時間の待機飛行を行うことができる。

 

小さく遅い移動目標への攻撃が困難とされる戦闘爆撃機の巡航速度よりも遅い、555 km/h程度で飛行する。

 

補助翼は上下に分割し、制動補助翼としても機能する。

 

フラップ、昇降舵、方向舵その他の動翼にはハニカム板を使用している。

 

近接航空支援作戦という任務の性格とA-10の比較的低い巡航最高速度から、前線近くの基地からの運用を想定した構造となっている。

 

 

A-10は非常に頑丈に作られており、23 mm口径の徹甲弾や榴弾の直撃に耐える。

 

二重化された油圧系と予備の機械系による操縦系統により油圧系や翼の一部を失っても帰投・着陸を可能としている。

 

油圧を喪失した場合、上下左右動は自動的に、ロール制御はパイロットによる手動切り替えスイッチの操作により、人力操舵へと切り替わる。

 

この時は通常よりも大きな操舵力が必要となるものの、基地に帰還し着陸するのには充分な制御を維持できる。

 

機体自体もエンジン一基、垂直尾翼1枚、昇降舵1枚、片方の外翼を失っても飛行可能な設計となっている。

 

 

コックピットと操縦系の主要部は予想される被弾方向や入射角の研究で最適化された12.7 - 38.1 mmの厚さと機体の空虚重量の6 %となる408 kgの重量を持つチタン装甲で保護される。

 

『バスタブ(浴槽)』とも呼ばれるこの部分は23 mm砲のみならず57 mm砲でのテストを受けている。

 

着弾の衝撃で装甲内側が剥離した際の破片から保護するために、パイロットに面した部分にケブラー積層材で内張りを施している。

 

キャノピーは防弾のために拡散接合した延伸アクリルで作られており、小火器の攻撃から耐えることができ、内部剥離を起こしにくくなっている。前面風防は20 mm砲に耐える。

 

 

A-10は、7tを超えるペイロードを持ち、主翼と胴体下にある計11ヶ所のハードポイントに様々な兵器を装備できる。

 

また、劣化ウランを弾芯とした30 mm徹甲弾を使用するGAU-8 アヴェンジャーガトリング砲を主要武器として内蔵している。

 

GAU-8は当初の設計では毎分2,100発と4,200発に切り替え可能な発射速度だったが、現在は毎分3,900発に固定している。

 

射撃開始から発射速度になるまで0.5秒かかるため、最初の1秒で50発を発射し、その後は毎秒65発となる。

 

GAU-8の照準はA-10が30度で降下した際の射程1,220 mに最適化されて12.4 mの円内に80 %という集弾率となっている。

 

 

なお、発砲時の砲口炎と排煙の排出量が多量のため、操縦士の視界に与える悪影響やエンジンが発砲煙を吸うことへの懸念(故障、特に飛行中のエンジン停止の要因となる)が生じることが実用試験の際に判明したため、初期型の就役後には砲口に発砲煙を散らすためのデフレクターであるGFU-16/A、通称 “Tickler” が装着されたが、効果が低い上に乱流を発生させることによる問題が発生し、その後順次撤去された(装着したままの機体も存在している)。

 

砲口部をフェアリングで覆う形状とすることも検討されたが、テストの結果空力特性の悪化などの問題が生じ、砲口は露出式のままとなった。

 

GAU-8の発砲煙による問題に対しては、発砲時は自動式の風防前面洗浄装置とエンジンの再点火装置を連動して作動させることで対処している。

 

 

湾岸戦争においては参加機のうち半数にあたる約70機が被弾しながら、被撃墜は6機にとどまり、喪失率は10 %でしかない。

 

384箇所の破孔を生じながら生還、数日後には修理を完了し任務に復帰した80-8186号機や、イラク戦争においてSAMによって右エンジンカウルを吹き飛ばされながら生還した80-258号機などの「タフさ」の実績がある。

 

湾岸戦争におけるアメリカ空軍のパイロットの死者は約120人だったが、その多くはF-16搭乗者であり、A-10パイロットはわずか1名である。しかもその死因は食中毒であった。

 

 

 

湾岸戦争では30 mmガトリング砲にて、イラク軍Mi-17ヘリコプターの撃墜(1991年2月6日と2月15日に1機ずつ)も記録している。

 

しかし、基本的には空対空戦闘を考慮しておらず(急激なスロットル操作を行うと機首下げが発生する)、制空権確保が運用の前提条件である。

 

このため、いかなる地域でも常に制空権を確保可能なアメリカ空軍以外での採用実績はない。

 

空対空ミサイルも一応装備が可能。