レンジャーの養成教育で大きく分けると基礎訓練と想定訓練に分かれるが、基礎訓練では体力向上訓練や基礎的なレンジャーに必要な訓練を行う。
基礎訓練を修了できなければ想定訓練へは進めない。
そんな基礎訓練の中でも一大イベントなのが10マイル走で、部隊によってはレンジャー学生の応援に原隊の隊員が応援に来たりする。
ちなみに「10(テン)マイル走」と呼ばれるが16キロをハイポートで走る。
部隊によっては武装も背嚢を背負ってさせる部隊もある。
最近は安全管理も厳しくなり、昔とは違うのかな・・・・。
ハイポートとは画像のように控え銃の姿勢で走ることで・・・・とってもきついです。
したくありません、嫌です、もう二度とやりたくありません。
旗手は小銃を背負っていますが、旗をこの姿勢で保ったまま走らなければならずとってもとってもきついです。
倒れそうになったら別の隊員が交代して旗手をします。
旗は地面に着けてはならないものなのです。
10マイル走は当初から部隊として歩調を合わせて走ります。
ゆっくりだったりダッシュしたり・・・・後ろの方だと追うのがきつかったりします。
遅れると遅れた隊員を回収に戻ったりするので実際16キロ以上走ってますね。
16キロといっても戦闘服に半長靴、小銃を持ってなので想像よりかなりきついです。
動画や画像では戦闘帽ですが、私の知っているレンジャーは鉄帽を被っていましたね。
実際倒れたら・・・・アンモニアを嗅がされます。
気が付いたら続行です、ダメならリタイヤです。
なんで知ってんだ?って、そ、それは・・・・内緒です。
倒れても・・日を改めて走るんですけどね。
走るんだよね・・・・、走りたくないよね・・・・。
走りたくないよ・・・。
きついよ、3時間くらい走っているんじゃなかろうか・・・。
この難関をクリアして「適格」と判定されれば想定訓練へ進みます。
レンジャーの教育って見えないところとかが辛くて厳しいことが多々あるけれど、10マイル走は解りやすく辛い訓練だよね。
しかも原隊の隊員が応援に来てくれたりしてみっともないところ見せたくないから頑張ってしまうのだけれど・・・・頑張り過ぎて倒れてしまうこともあるんだよね・・・・。