ショットガン戦闘射撃訓練 in 中東 | 戦車のブログ

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ショットガンは、多数の小さい弾丸を散開発射する大口径の大型銃。

 

散弾銃のことだね。

 

主にクレー射撃や狩猟、有害鳥獣捕獲、さらに軍隊や法執行機関で使用される。

 

散弾銃は、近距離で使用される大型携行銃で、弾丸の種類によっても特性が変わるが、散弾は概ね50m以内で最大の威力を発揮する。

 

スラッグ弾を使用した場合でもライフルに比べ、弾は遠距離までは飛ばず、貫通力も低いが、逆に言えば重大な事故が起きにくく初心者向けの銃と言える。

 

また、構造が単純なため安価で扱いやすく、狩猟やスポーツでは多く利用されている。

 

 

 

軍用では近接戦において多大な威力を発揮する。

 

また、市街地で活動する警察においては射程などは必要なく、貫通力の低さも副次的な事故が起きにくいという利点になることから、好んで使用される傾向がある。

 

散弾は動く対象に当てやすく、面に対しては大きな破壊をもたらすが、細かな狙撃は構造上不可能で、用途的にも考慮されない。

 

スラッグ弾では有効射程が延長され、ある程度の狙撃も可能である。

 

 

クレー射撃競技や狩猟用途では、散弾の飛散パターンと速射性から中折れ(元折れ)式上下二連や水平二連銃が好んで使用される。

 

また、多数の弾を連射するためガスの圧力や反動を使って薬莢を排出する半自動式(セミオート)や、装弾チューブの外側にあるスライドを前後させて装弾するポンプアクション式(レピータ)の散弾銃もあり、中にはこれらを必要に応じて切り替える機能がついたものある。

 

ポンプアクション式は速射性に劣るものの、機構が簡単で送弾不良も少ないため、警察や軍で近接戦闘用武器として多く採用されている。

 

 

歴史上ショットガンという名称が最初に使用されたのは1776年で、ケンタッキー州で西部開拓者の用語として紹介されたことが始まりである。

 

 

散弾銃は、高い阻止能力や単純な構造から、西部開拓者らによって猟やインディアンとの戦闘、犯罪行為やそれへの対抗に重要な役割を果たした。

 

たとえばOK牧場の決闘では、ドク・ホリデイがショットガンを使用した。

 

騎兵隊などもショットガンを好んで使用した。

 

 

第一次世界大戦は塹壕戦となり、塹壕内での近接戦闘が発生した。

 

その中で切り詰めた散弾銃を米軍が多用したことで知られる。

 

一例としては、ウィンチェスターM1897散弾銃がすでに開戦前から制式採用となっていたが、銃剣ラグと銃身カバーとを加える改造を受けて、塹壕戦向けに配備された。

 

同銃は構造上、引き金を引いたままポンプ操作を行うと連射(スラムファイアができたため、自動銃並みの速射が可能であった。

 

こうした散弾銃の使用に対してドイツ側は、人道上の理由や鉛弾の使用について、外交ルートを通じて正式に抗議している。

 

この抗議は最終的には却下された。

 

第二次世界大戦においては塹壕内が主戦場ではなくなったこともあり、ヨーロッパで使用されることは少なくなったが、太平洋戦線では多数が使用され、ジャングル戦で威力を発揮した。

 

戦争末期のドイツ軍や日本軍では部隊を編成するための小銃が不足し、一部で徴用した狩猟用散弾銃で代用していた。

 

第二次世界大戦後もジャングル戦となったベトナム戦争などでも使用されたが、散弾銃は兵士の私物であることがほとんどであった。

 

兵士にとって狩猟などで使い慣れ、構造の信頼性がある散弾銃を戦闘に使用するという発想は自然なものであった。

 

 

散弾銃は、古くから軍や警察が近接戦闘用武器として採用している。

 

散弾銃は機構が簡単であることから安価で機械的な信頼性が高いため、塹壕戦やジャングル戦、あるいは室内戦と行った極至近距離の戦闘に用いられる。

 

特に出合い頭の戦闘に強く、隊の先頭を務めるポイントマンが使用することが多い。

 

 

室内戦闘においては扉の蝶番を破壊する(戸板そのものに穴を開けるのは能力的に不可能)際にも使用されるためマスターキーとも呼ばれており、各国の軍隊でドア破り用途専用の散弾実包の開発を行っていたが、1980年代にはナイツアーマメント社がレミントンM870をベースにM16シリーズ向けのアンダーバレル・ウェポンとしてナイツアーマメント マスターキーを開発している。

 

 

アメリカでは軍において塹壕戦用に使われたことからトレンチガン、警察では暴徒鎮圧用に使われることが多いためにライアットガンとも呼ばれる。

 

“散弾を浴びたら命はない”という威力がよく知られ、装備していれば独りで道路封鎖が可能なため、パトロールカーには必ず搭載されている。

 

これらの銃は戦場や群衆の中での取り回しを考慮し狩猟用散弾銃より銃身が短く、装填できる弾数も多くなっている。

 

また、銃床が折り畳み式になっているものもある。

 

実包サイズが大きいために用途に応じた軍・警察用の特殊弾も開発され、主なものに防弾ベストなどに対する貫通力を高めた多針弾頭弾(フレシェット弾)、暴徒鎮圧用弾丸として催涙弾(CN弾)やゴム弾(スタン弾)、ビーンバッグ弾、RIP弾などがある。

 

さらに近年では、実包状の電撃弾なども実用化されている。また、ランチャー(発射筒)を銃口に付けて、手投げでは届かないような高層階の部屋へ催涙ガス弾・煙幕弾を撃ち込む擲弾発射器の代用としても使われる。