銃剣格闘というのが自衛隊にはある。
銃剣道と似ているが別物である似て非なるものである。
銃剣道は武道とスポーツ競技的なものであるものに対し、銃剣格闘は実戦的な戦闘術で旧軍の銃剣術・・・・銃剣道とかなり似ているものの突く以外の技も多いのが銃剣格闘だ。
訓練では小銃に銃剣を着剣して行ったり、短木とよばれる銃剣道のも木銃より短い木銃を使う。
銃剣道の木銃は旧軍の三八式歩兵銃に銃剣を着剣した長さだが、短木は六四式自動小銃に着剣した長さなため短いのだ。
現在の自衛隊では、旧日本軍の銃剣術を元に、戦後武道として競技化した銃剣道と、戦後に制定された自衛隊銃剣格闘の両方が実施されている。
特に、銃剣道の練成は普通科中隊を中心に盛んに行われており、中隊の団結心の向上に一役買っている。
銃剣道の攻撃方法が、銃剣の刃部にあたる先端(タンポ)による刺突のみであるのに対して、自衛隊銃剣格闘は、銃剣の刃による刺突に加え、斬撃、防御、銃床による打撃、銃全体を用いた打撃や刺突して銃を撃つ動作まで含まれる。
元自衛隊芸人トッカグンの二人の解説です。