札幌は暑かった。
もう猶予のなくなった引越し、今日はとにかくゴミの仕分けをやった。
旧居のゴミ出しが明日の朝なのだ。
だが新居明後日なのでまだ少しだけ猶予があるかな・・・・。
ゴミを全て処分すれば後は荷物の移動だけなのだ。
だが・・・・、今日は一気にゴミの仕分けをして捨ててやるぞ!と意気込んでいたのに・・・・絶対にゴミだと思った文書類、「なんでこんなにボロボロなのに大事にとっていたんだ?」と思いつつ油に汚れた手帳や書類・・・・・戦車に乗っていた頃のものだった。
戦車の油や埃で汚れた物だったのだ。
匂いを嗅ぐと戦車の匂いがした・・・・・・。
慌てて先に捨てた「ゴミ」をもう一度見たら貴重な資料等であった・・・・・。
ボロボロになってはいたが多分自衛隊を除隊してから数度の引越しをした時にあっちこっちでボロボロになりながらも大事にとっていたものだったのだ・・・・。
そういうのって捨てられないよね。
自衛官時代に着ていた服とかもたくさん出てきて一旦洗濯したが・・・サイズが小さいので捨てた・・・・。
そんなことをしているから時間がかかったのだ。
新居に持ち込んでも置き場もないから捨てるしかない。
とにかく捨てた、捨てに捨てまくったのだが・・・・きっと私の人生で大切なものも捨てたかもね。
昔は大事にしていたものも大事にとっていたが、今となっては必要ないので思い出とともに捨てた・・・・・・・・・。
本当にいいのか・・・・葛藤を常にしていた。
しかし、期限はもう直ぐ。
とにかくゴミの出す日が決まっているのだからやれる日にやらねばならない。
大汗をかきながらゴミの仕分けをなんとか終えた。
でもね、ゴミの分別には泣かされたよ。
これは可燃物?不燃物なら出していいのは何時?って前から調べていたのはいいのだが、突然現れた物にはなかなか対処てだきなかったり・・・。
正直疲れた・・・・。
新聞とかさ、東日本大震災のいろんな記事・・・これ捨てたら・・・読むとその時その時の状況がよく解る。
後にいろいろ判明していて今となっら「あの時は」って調べて語れても、当時はこういう感じだったんだってことがリアルに思い出されて・・・・。
こういうのは資料的価値があるなって思ったら新聞すら捨てられなくなるのだった・・・・。
葛藤はきっと引越しが終わるまで続くのだろう。
そして後悔もするんだろうな・・・・。