護衛艦「かが」 | 戦車のブログ

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かがは、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。

 

いずも型護衛艦の2番艦。

 

艦名は令制国の加賀国に由来し、旧海軍の航空母艦「加賀」に続き日本の艦艇としては二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。

 

太平洋戦争期の正規空母・雲龍型航空母艦や蒼龍を若干ながら上回る規模と排水量を有し、甲板を含めた全長248mは旧海軍空母「加賀」(単層の飛行甲板に改装後)とほぼ同じ。

 

艦内神社は白山比咩神社(加賀国一宮)。

 

 

1番艦の「いずも」と共に海上自衛隊史上最大の艦艇。

 

建造費用は1,155億円。

 

 

艦のロゴマークは一般から公募されたもので、金箔や加賀友禅など加賀藩の名産品や、加賀藩主である加賀前田家の家紋でもある梅などを取り入れたデザインである。

 

 

 

 日本を代表する四季の花々を春夏秋冬の順番で配置し、そのバックに広がる蔦には、日本海の波しぶきと、加賀を吹き抜ける風を表し、中央の海鳥はヘリコプターが力強く飛び立つイメージを表している。

 

 

これらの花の花言葉と「自衛官の心がまえ」には相通じる部分があり、ヘリコプター搭載護衛艦として高い誇りをもって職務に精励する乗員のシンボルである。

 

 

「かが」は、しらね型護衛艦2番艦「くらま」の代替艦として計画され、23中期防に基づく平成24年度計画19,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦(24DDH)として、ジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で2013年10月7日に起工され、2015年8月27日に命名・進水、2016年8月5日に公試開始となった。

 

 

2017年3月22日に就役し、第2護衛隊群(佐世保基地)に編成替えとなった「いせ」に替わり、第4護衛隊群第4護衛隊に編入された。

 

定係港は呉。

 

同年7月14日から17日にかけて艦名ゆかりの石川県金沢港に寄港。

 

15日の一般公開には15000人が来艦し、高い関心を集めた。

 

なおこの際に招待客を昇降機の開口部から転落させる事故を起こしたとして、2018年7月3日に業務上過失傷害の疑いで、当時の艦長と副長が書類送検された。

 

 

2018年7月13日から7月20日まで平成30年7月豪雨を受けて、呉で被災者への入浴支援をおこなった。

 

同年8月26日から10月30日まで行われるインド太平洋方面派遣訓練に護衛艦「いなづま」、「すずつき」とともに参加し、インド、インドネシア共和国、シンガポール共和国、スリランカ民主社会主義共和国、フィリピン共和国を訪問する。

 

9月13日には南シナ海で潜水艦「くろしお」と合流し、対潜戦の訓練を実施した。

 

 

9月26日にはスマトラ島西方海空域において「いなづま」とともに南シナ海へ向かうイギリス海軍フリゲート艦「アーガイル」と日英共同訓練を実施した。

 

10月11日〜10月15日にかけてインド海軍との共同訓練「JIMEX 18」を実施した。

 

同月18日、訓練最後の寄港地となるシンガポールに入港した。

 

同月23日まで寄港し、シンガポール海軍と訓練を行う予定。

 

 

 

その後は再び南シナ海に入り、中国人民解放軍海軍の駆逐艦「蘭州」の追尾を受けつつ行動。

 

米海軍補給艦「ペコス」から10月25日に、「いなづま」とともに海上給油を受けた。