本当なら土曜日に苫小牧まで砕氷艦『しらせ』へ見学へ行く予定であった。
砕氷艦『しらせ』は災害派遣として活躍したようだ。
以下grapeより転載
2018年9月6日、北海道胆振地方を震源として発生した『平成30年北海道胆振東部地震』。
最大で震度7を記録したこの地震によって多くの家屋が倒壊し、土砂崩れを引き起こしました。
厚真町の土砂崩れ
大規模な停電によって多くの交通機関がまひし、身動きが取ることができない人も続出しています。
海上自衛隊、艦内でおにぎり千個を握る
震災発生から2分後、防衛省災害対策本部が設置されました。7日現在、およそ五千人の自衛隊が被災地支援を行っています。
震災が起こった6日、北海道の苫小牧港(とまこまいこう)に入港したのは海上自衛隊の砕氷艦『しらせ』。
しらせ乗員は、物流が止まったことで食料不足に陥っている被災者のため、おにぎり千個を艦内で握りました。
出典:海上自衛隊
出典:海上自衛隊
出典:海上自衛隊
手袋をつけておにぎりを握り、ラップフィルムで包んでいく自衛隊員たち。完成したおにぎりは、ダンボールに詰められます。
このおにぎり1つひとつで、きっと多くの人が安心できることでしょう。
自衛隊員が握った千個のおにぎりは、むかわ町と安平町に届けられました。
出典:海上自衛隊
出典:海上自衛隊
ちなみに、この砕氷艦『しらせ』は、本来8日と9日に苫小牧港で一般公開される予定でした。
震災が発生したことで一般公開を中止し、速やかに被災地支援へ切り替えたのでしょう。
今回の活動が海上自衛隊のFacebookやTwitterに投稿されるやいなや、多くの人から感謝の声が寄せられました。
・私たちには何もできません。自衛隊のみなさんのおかげで、たくさんの人が救われています。
・隊員のかたの気持ちがこもったおにぎりは、力になったと思います!
・いつも本当にありがとうございます!隊員のみなさんも、体調に気を付けてくださいね。
おにぎりに使用した白米や、ダンボールに入ったたくさんの食料品も、本来は乗員たちの備蓄だったのかもしれません。
緊急時にいつも多くの人を助けてくれる自衛隊のみなさんには、頭が下がる思いです。
[文・構成/grape編集部]
砕氷艦『しらせ』は護衛艦ではないけれど、遠い南極へ行ける艦艇だ。
こういう活躍は嬉しいね。
砕氷艦『しらせ』のおにぎり食いたかったな・・・・。