中国のメディアが伝えた支那にとって脅威になる海上自衛隊の艦艇だ。
支那が恐れるのは情報収集能力のある艦艇なのかも知れない。
支那は情報収集艦を日本近海に派遣したりしている。
2016年6月15日午前3時半ごろ、東調級情報収集艦の艦番号855が鹿児島県口永良部島沖の日本の領海内に事前の連絡なしに侵入しようとしているのを海上自衛隊P-3Cが発見。
海自からの無線警告を無視して5時ごろまで航行し続け、屋久島南方で日本の領海から抜けた。同艦はそのまま南東へ航行した。
海上警備行動の発令はなかった。
日本の領海に中国の軍艦が事前連絡なしに入ることは異例であり、2004年10月の漢級原子力潜水艦領海侵犯事件以来2回目である。
軍艦であっても領海の無害通航を主張できる余地はあるが、国際的にも軍艦の領海内無害通航については争いがあること、中国側が他国軍艦の領海内無害通航を認めていないこと、そもそも今回の本級鑑の通過に関しては中国側が領海の無害通航権利を主張していないこと、また中国側からの領土要求の状況も絡めて今回の通過自体が無害通航であるのかどうかなど、諸事情から争点にはなっていない。
2017年7月2日午前10時40分ごろ、東調級情報収集艦の艦番号854が津軽海峡を通過しようとしたところ、渡島小島南西沖の日本の領海に侵入した。そのまま領海を航行し、午後0時10分ごろ、渡島半島の南端沖付近で領海外へ出て、津軽海峡の公海部分を抜けて太平洋に抜けた。
なお、津軽海峡は、日本が国内法(領海及び接続水域に関する法律)で「特定海域」を設定し、その一部が公海として開放されている。
支那がなぜ脅威に感じるのかは、自国にとってそれだけ知られては不味いことがあるからだろうね。
以下Record Chinaより転載
2018年3月15日、新浪軍事は、「日本には空母よりも危険な船が3隻ある」とし、海上自衛隊が所有する3隻の海洋観測船を紹介した。
海流、海底の地形、海洋気象など、軍事行動のための海洋環境資料を主に収集する。現在ではそれぞれタイプの異なる3隻の観測船が就役しており、いずれも横須賀の第1海洋観測隊に所属している」と紹介した。
1隻目は、ふたみ型海洋観測艦の2番艦として1986年に就役した「わかさ」だ。
「標準排水量2050トン、全長97メートル、幅15メートル、最高速度16ノット、定員105人。海底地形プロファイラー、磁気センサー、海流測定機器、ソナー測位装置などだ。遠隔操作型無人探査機も搭載可能で、2011年3月の東日本大震災では救援物資の輸送任務を担った」としている。
2隻目は、にちなん型海洋観測船で1999年に就役した「にちなん」。
「標準排水量3300トン、全長111メートル、幅17メートル、最高速度20ノットで定員80人。CTD、流速計、気象観測装置、海底ソナー、マルチビーム地形測定器、遠隔操作型無人探査機、小型作業艇2隻などを備えている。2005年には東シナ海海域で海洋生物や海底地形などのデータ収集を実施。東日本大震災ではやはり救援任務を担った」と伝えた。
3隻目は、しょうなん型海洋観測船で2010年に就役した「しょうなん」。
「標準排水量2950トン、全長103メートル、幅16.4メートル、最高速度16ノットで定員80人。CTD、マルチビーム海底地形プロファイラー、サンプル採取装置、曳航ソナーなどさまざまな海洋環境、音声学測量設備を備えている。2016年4月、中国の護衛艦隊が沖縄を通過した際、しょうなんが監視船の1つとして派遣され、太平洋から東シナ海へと戻る中国海軍艦隊を発見した」としている。(翻訳・編集/川尻)
(Record China)
第1海洋観測隊は、海洋業務・対潜支援群の隷下部隊である。
海洋業務・対潜支援群は、海洋業務群を再編し、2015年(平成27年)12月1日付をもって編成を完結した。
対潜水艦作戦に必要な日本近海の海洋データ(水質、水温、潮流、海底地形等)、水中の音響資料、その他対潜戦術資料を収集・分析・研究して護衛艦、航空機に資料として提供することが主たる任務である。
また、気象データ(天気図、台風予想、気温変化等)の作成を行っている。