今日も暖かい札幌。
道路が溶けた雪でぐちゃぐちゃでした。
歩きづらいし、車は水溜りの水を飛び散らかすし最悪な路面状況です。
DVDを借りて来て映画を見ました。
話題作の「帰ってきたヒトラー」。
笑うと危険って・・・。
劇中でも「昔も最初はヒトラーのことを笑っていた、そのうち・・・」
ドイツ人の心に潜むヒトラーを描いたというか・・・、ヒトラーの述べることは極端な話じゃない。
誰にでもある気持ちを素直に引き出して扇動してゆく、相手の言葉をちゃんと聞いて自分の意見を押し付けるのじゃなく・・・・。
強いリーダーとは民衆の声をちゃんと聴き、その懐に飛び込んでゆく。
『帰ってきたヒトラー』(、原題:Er ist wieder da 「彼が帰ってきた」)は、ティムール・ヴェルメシュが2012年に発表した風刺小説である。現代のドイツに蘇ったアドルフ・ヒトラーが巻き起こす騒動を描く。
ドイツではベストセラーになり、映画化されている。
ヒトラーに対する数々の肯定的な描写から物議を醸したが、ヴェルメシュ自身は、ヒトラーを単純に悪魔化するだけではその危険性を十分に指摘できないとし、リアルなヒトラー像を表現するためにあえてその優れた面も描き出したと述べている。
ネタバレ注意!
1945年に自殺したアドルフ・ヒトラーは、自殺直前の記憶を失った状態でベルリンの空き地で目を覚ます。
ヒトラーは戦争指導に戻るため総統地下壕に向かおうとするが、ベルリンの人々が自分を総統と認識していないことに疑問を抱く。
ヒトラーは情報を得るために立ち寄ったキオスクで、自分がいる時代が2011年のベルリンであることに気付き衝撃を受け、空腹と疲労が重なりその場に倒れ込んでしまう。
倒れ込んだヒトラーは、キオスクの主人に介抱され目を覚ます。
キオスクの主人はヒトラーを見て「ヒトラーそっくりの役者かコメディアン」だと思い込み、「店の常連の業界人に紹介するから、しばらく店で働いてくれないか」と頼み込んだ。
地位も住処も失ったヒトラーは、生活の糧を得るため仕方なくキオスクで働き始めるが、数日後、キオスクの主人に紹介されたテレビ番組制作会社のゼンゼンブリンクとツヴァツキのスカウトを受け、コメディアンとしてトーク番組に出演することになる。
また、専属秘書のヴェラ・クレマイヤーからパソコンの使い方を習い、「インターネッツ」や「ウィキペディア」を通して情報を得て現代に適応していく。
ヒトラーはトーク番組でトルコ人を罵倒する演説を打つと、その映像がYouTubeにアップロードされ、一躍人気コメディアンとなる。
ヒトラーはその後、タブロイド紙との騒動や極右政党への突撃取材など社会の反響を巻き起こし、ドイツで最も有名なコメディアンとなる。
ヒトラーは自分の人気を「ナチズムを支持する国民の声」と解釈し、再び政界に進出することを考え事務所探しを始める。
しかし、ヒトラーは「ドイツを冒涜した」としてネオナチから襲撃を受け重傷を負う。
襲撃事件が報道されると、社会はヒトラーを「ネオナチの暴力に立ち向かうヒーロー」として持てはやし、政界からは与野党問わず入党依頼が舞い込んで来た。
ヒトラーは療養先の病院で社会の動きを見つつ、司会を任された新番組の構想と選挙運動の準備を進めていた・・・・・。
ドイツでは現代でもヒトラーの著作「我が闘争」は読むことがなかなかできない。
劇中でもそういうシーンが出て来る。
それぐらいある意味「魅力」があるのかもね。
こういうヒトラー的な人って今の日本にもネット社会には特にあっちこっちにいるね。
傍で見ていると「なんでこんな奴の話に聞く耳を持つのか?」というような思想がよくある。
それが反日左翼ですよーって人なら「可哀相な人だね、バカなんだね」と哀れみもできるが、保守ですよーって顔して皇室批判を繰り返す反日左翼がいるが、「私は愛国者です」って一言入れたら皇室批判をしていてもあら不思議、皇室を憂う愛国者になってしまいます。
人の懐に入って撹乱したり、他保守を誹謗中傷を繰り返す輩をするというのがよくいますが、反日左翼の常套手段で朝鮮人にそういうのが多い。
日本人の振りしてそういうことをやる。
いわゆる在日右翼や某保守団体が有名ですね。
「帰ってきたヒトラー」という映画を見て、日本にもそういう傾向はあるよなとしみじみ思いました。
誰の心の中にもヒトラーは棲んでいるってことです。
「笑うな危険」って意味がよく解りました。
この映画なかなか深く考えさせられるものがありました。
お勧めします。






