ミリタリーミニチュア ジオラマ 陸自戦車をつくる! | 戦車のブログ

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久し振りに本の紹介を。


「ミリタリーミニチュア ジオラマ 陸自戦車をつくる!」イカロス出版のムック本で御値段はなんと・・・3600円+税・・・少々お高いです。



でも価値はあるのです。





土居雅博氏監修の陸自戦車のジオラマ本。



士魂の61式戦車のジオラマ。




戦車乗員の姿が懐かしいです。


土居氏は札幌出身で士魂の61式戦車には思い出があるそうです。





今はもう士魂の61式戦車は見ることはできないのが残念です。


真駒内駐屯地に展示されていた士魂の61式戦車は撤去されて久しい。



士魂戦車大隊が真駒内駐屯地に居た頃は、雪が降ると戦車の除雪をするのだが「士魂のマーキングをした61式戦車も我が戦車大隊の戦車である除雪せよ」と指導された。





そう指導されたのが機甲幹部として超伝説の「戦車の神様」葛原和三一佐だ。


なんとその葛原一佐・・、元一佐ですが・・。



機甲生徒出身で、戦車陸曹で砲手で北部方面機甲戦技競技会に出場した経験や、小隊長として戦車教導隊で戦車の迷彩を陸自で初めて行った時の貴重な写真が掲載されている。






それだけでも3600円の価値はあるね。


葛原氏は私の尊敬する機甲幹部である。


ちなみに戦車教導隊第二中隊の流星のマーキングも第73戦車連隊の勝兜のマーキングも葛原一佐が図案したものだ。




ただ・・、この本で使われている73戦車連隊のマーキングは前のマーキングで間違いなのはご愛嬌です。






葛原氏の「戦車道」は15歳の少年から63歳で退官(一佐の定年後も再任用で幹部学校戦史教官として活躍された、陸上自衛隊最在隊年数保持者である)するまでの貴重な陸自機甲史である。



こういう一次資料は少ないからね。



どこかからか聞いた話を焼きなおしているような本じゃないのが価値がある。








実は私はプラモデルは全く作らないし、正直興味がなかったのだけれど「ミリタリーミニチュア ジオラマ 陸自戦車をつくる!」は買って損はない。



掲載されている写真もジオラマはカラーだが実際の戦車の写真はモノクロでも何気に凄い写真だからね。



90式戦車の乗員が袖部から工具を取り出し、後部に戦車砲の空包が置かれている写真とか戦車乗りが撮影した写真が掲載されているのが凄い。



「ミリタリーミニチュア ジオラマ 陸自戦車をつくる!」お勧めします!!!