☆Tanjerin's BAR☆ -61ページ目

いつかまた会える日まで。

りぴです


今日、一通のメールが携帯に届きました。




先日、同い年の友人が若くして最期を迎えたとの訃報でした。


そして、今日がお通夜だと。






アイツとは、大学のテニスサークルで知り合いテニスのことはもちろん、
大学の講義のでもいろいろと教えてくれるいい奴でした。


勉強も運動もできるアイツは周りからも一目をおかれる存在でした。



大学を卒業してからは、なかなか会う機会が取れず、
今年の七月にサークルの先輩と同期の女の子の結婚式のときに
久しぶりにアイツと再会しました。





相変わらず元気に笑顔で挨拶してくるアイツ。


前と全然変わらないな。


ただ、頭にスーツには不釣り合いなニット帽を被っていることを除いては…。






二次会の席でアイツも含めたいつも連中で飲んでいた。


各々が近況報告をしているなか、アイツは笑ってこう言った。


「俺、癌(ガン)になっちまったよ~」


精一杯の笑顔に胸が締め付けられた。




「けっこう帽子似合うじゃん!」


言葉が見つからない中でようやく口から出た言葉がこれだ。



薬代が高くて女の子とデートも行けなくて残念だよ~などと冗談混じりに笑っているところはアイツらしい。





花壇の中に飾られたアイツは、最期まで諦めずに頑張っていたと思う。必死にもがいてたと思う。





「今度、また飲みに行こうな!」

「酒飲めねーよ!」

「元気になったらだよ!」


これが最後に交わした会話。






こんな形でまた会うとは思わなかったよ。




出会いの先には必ず別れがある。

生きとし生けるもの、皆避けては通れない運命。

死があるから人は生きることができる。








『袖振り合うのも他生の縁。』



俺達、またいつか会えるよな。


だから、そのときまで約束忘れるなよ!








はぁ…




携帯の画面が滲んで見えません。





最近、涙もろくてだめだめな、りぴなのでした