8月9日

長崎の原爆投下の日にちなんで、モザンビークでのことを書きます。

「ナガサキ=原子爆弾(Atomic bomb, Bomba atômica)」というイメージで、モザンビークでも大学を卒業しているレベルのモザン人ならナガサキ、ヒロシマのことは知っています。

でも彼らが学んだナガサキ、ヒロシマは
「原子爆弾が投下された」
ということだけらしく

自分が長崎出身だと言うと、
「お前の皮膚は大丈夫なのか?」
「放射能は大丈夫なのか?」
など、長崎は今だに原爆の影響を受けているかのようなイメージを持っています。

自分も祖母が被曝者なので、被曝3世ということになりますが、身体もピンピンしてるし、皮膚も全く問題なく、モザン生活の中で日に日にモザン人に近付くぐらい黒くなりました笑

75年経った今、1945年当時の長崎と比べても景色は様変わりしているし、放射能の影響もなく健康に過ごせています。

世界遺産やハウステンボスなどの観光資源も豊富で、外国人観光客も多く訪れます。

モザン人の中にある「ナガサキ」のイメージとは違うと思います。

原爆の事実を伝えることも大切ですが、今現在の長崎の姿も一緒に伝えなければならないと思いました。

本来なら今日もまだイニャリメに居るはずでした。
この日にイニャリメで、原爆の事実と現在の長崎を伝える平和教育活動をしたいと思って計画していました。

その計画もコロナによってダメになってしまいました。

彼らの中の「ナガサキ」のイメージを変えることができなくて悔しいです。

モザンビークに限らず、途上国では今だに同様のイメージを持っているかもしれません。
世界で原爆の平和教育をするなら、誤解を無くす努力も必要だと思います。