JICA海外協力隊としての2年間の任期が満了しました。
モザンビークで1年半、日本で半年。
モザンビークでやり遂げたかった重箱式巣箱の普及もうまく行かず、成果も挙げられず中途半端でした。
天候不順で雨不足によりイニャリメの農業や養蜂が打撃を受けてしまったので、もう一度、今年の10月から始まる雨季に賭けるつもりで「任期延長」するはずでした。
JICAの調整員や配属先のSDAEの所長と相談し、来年の1月~2月までを目途に任期延長を決意し、書類を提出していました。
それが緊急帰国が決まる1週間前のこと。
次の雨季、養蜂シーズンに期待を膨らませていた矢先でした。
そして気が落ち着かないまま慌ただしく帰国。
新型コロナの終息の目途も立たないなかで、自分の任期延長も取り消しに。
「コロナのせいで」道が閉ざされ、目標もやる気も失いました。
しかし帰国してからは茶農家の友人の手伝いをキッカケに覚醒したかのようにいろいろやりました笑
カプラナマスクで募金活動したり、7月豪雨で地元が被災した時は復旧ボランティアをしたり…
「コロナのおかげで」繋がった新たな縁もありました。
豪雨災害の時の縁が続いて、今では新たな働き先になりました笑
お茶、ミニトマトに加えて別の農家さんのみかんの収穫も手伝っていますw
正直、国内でやってきたことが正解かどうかもわからないまま、がむしゃらにやっていました。
でもそれがJICAに評価して頂けたようで、CM出演、インタビュー記事の掲載、広報誌への寄稿など…
今までにないし、これからも滅多にないであろう経験を沢山させて頂きました。
国内での活動が間違いではなかったし、もっと胸を張ってよかったのだと思いました。
こうやって国内でいろいろやれたのも、帰国後の国内待機中もJICAによる寛大なサポートを受けていたからです。
先が見えない不安もある中で、生活面は気にすることなく様々なことに取り組めました。
JICAのおかげでモザンでの1年半、そして日本での半年、価値ある2年間を過ごすことができました。
協力隊を終えても、
「ボランティア経験の社会還元」
という使命があります。
自身のモザンビークでの経験を沢山の人に知ってもらうために、今後はOVとしてJICAと関わっていきたいと思います。
今後のことはインタビュー記事にも載せてもらったとおり、いろいろ企んでますw
まだまだ準備に時間がかかりますが、きっと形にできるように頑張ります。
JICA海外協力隊としての2年間、とても幸せでした。
ありがとうございました!
またイニャリメの青空を見れる日が来るまで、今は日本で頑張ります!