帰国して自宅隔離が明けたのが4月中旬頃。
地元の東彼杵町はお茶どころで、「そのぎ茶」の収穫が始まる頃でした。
隔離が明けてカプラナマスクを縫う以外はやることが無くてヒマしていました。
そんな時にSNSで茶農家の友人が
「一番茶の摘み取りがもうすぐ」という内容の投稿をしていたので
「ヒマしとるけん手伝うばい」と言ったら
すぐにでも来てくれという感じだったので、あっという間にバイトが決まりました笑
2週間飯食って酒を飲んで寝るだけの生活で鈍った身体を鍛えなおすために労働することにしました。
例年はお隣りの茶農家さんを手伝っていましたが、今年は別の農家さんへ。
仕事の内容は、お茶の新芽が日に当たりすぎないようにするために「バロン」という幕を被せたり、収穫直前に外したり。
摘み取りはバリカンが付いた機械で一気に刈り取ってしまうけど、それまでの作業は人の手がかかります。
普段何気なく飲む緑茶は手のかかる作業を経て生産されています。
手伝ったからこそわかる一杯のお茶のありがたみ…
そして茶工場で精製されたばかりの新茶を頂けるという、手伝った者の特権…
途上国でなくても、日本でも貴重な経験を得る機会はいくらでもあるのだと思いました。
帰国直後は一気にやる気を失って絶望していましたが、帰ってきた時期がよかったです。
コロナ自粛ムードで遠方へ出かけられない状況の中で、身近なところでお茶農家さんが人手を求めていました。
この時期に、この長崎に帰って来たからこそ腐ることなく、仕事にやり甲斐を持って取り組めたと思います。
突然ニートになって絶望してた自分を快く受け入れてくれた大場しんご君に感謝(^^)