最近、大きな買い物をして連絡のやり取りをしていた中華スーパーの中国人が
「お前からハチミツを買いたい。」
と言ってくれたので、養蜂家のFelicianoを紹介しました。

奥さん(彼女?)を含めた3人で中国人の車に乗ってFeliciano家へ。
珍しい東洋人の来客に子供たちは緊張してました笑

蜂場を見てもらったり、精製したハチミツを味見してもらったりして養蜂家の仕事を紹介しました。

「そこらへんで売ってるハチミツは汚いし、拾った瓶やペットボトルに入れてるから嫌なんだ。」
と言っていた彼らに、精製の工程を説明して実際のハチミツを見てもらって、納得してハチミツを買ってもらえました。
ハチミツの販路開拓も活動のテーマの1つでした。
養蜂家がハチミツを生産したは良いものの、売り先が無く在庫を抱えるばかりでした。
ちょうど1年前の今頃、家の近くのバラッカ(酒や食料品を売ってる小屋)のアミーゴに販売できないか相談してたのに、急に店が閉まって計画が頓挫してしまいました。

イニャリメのタンベイラから採れるハチミツはどうしても水分量が多く、糖度も低いので天然のモノを外国向けに販売するのは難しい現状です。
地産地消で何とかならないか…と考えて良いアイデアも浮かばずズルズルと今まで来ていましたが、中国人の彼から「ハチミツを買いたい。」と言ってくれたおかげで、生産者と消費者を繋ぐことができました。
中国人も
「次からも貴方からハチミツを買うよ。」
と、Felicianoと連絡先を交換してくれたので、今後も顧客として継続してくれれば良いなぁと思います。
そしてモザン在住の中国人界隈でこのハチミツが評判になれば、さらに買い手がつくかもしれません(^^)

もし1年前に同じように中国人から「ハチミツ買いたい。」と言われたとしても、安値で大量買いして中国に流すんじゃないか?とか疑ってたかもしれません笑
でも最近、大きな買い物をした時に大きな街まで仕入れに行って、家までトラックで届けてくれたり、とてもお世話になって信頼できるようになりました。

中国人だからという理由ではなく、1人のアミーゴとして彼を信頼しているので、Felicianoと繋ぐことができました。

一度は断念してた販路開拓が、1年経って思わぬ形で成果を挙げることができました笑

そして、もう一つ嬉しいことが…
中国人の彼の奥さんは今日初めて会ったのですが、日本に留学してた経験があり、名古屋と川崎に6年間住んでたらしいですw
日本語も通じるので、イニャリメで協力隊関係者以外で日本語で会話できる貴重な存在ですw

日本語で話せるなんて、モザンビークの小さな田舎町だからこそ感じることができる幸せでした笑