中間報告で首都に上京後、休暇を取ってモザンビーク北部へ旅行に行きました。

目的の一つはリバウェの壁画を見に行くこと。

リバウェで活動する先輩隊員が教えてくれた壁画で、洞穴の壁に古代の狩猟民族が描いたのではないか?とされる物です。

大学で考古学を学んでいた自分としてはとても興味深く、一度は見てみたいと思っていました。

タイミング良く後輩隊員たちも来ていて、更にPeaceCorpの女性たちも一緒に行くことになり、大所帯になりましたw

壁画があるのは岩山を登った所にある洞穴です。
道の途中、透明度がかなり高い石英がゴロゴロあったり、手をついて這いつくばらないと行けないような険しい岩場があったり、冒険してるような感覚で楽しかったですw

そしてついに壁画とご対面!
人間が弓のような物も持って、ヤギのようなインパラのような動物を狩ろうとしてるのか、家畜として世話してるだけなのか…

この絵を描いた意図は古代に描いた本人に聞かなければわかりませんが、色々なことを考えさせられる壁画です。

朱色の顔料で描かれた同じような壁画の類例が隣国のジンバブエでも見られるらしく、ジンバブエの場合は世界遺産に登録されているらしいです。

ジンバブエの壁画の写真も見ましたが、同じような細長い人間が描かれていることから、同じ民族が移動して住まいとした洞穴に絵を描き残して行ったのではないかと思います。

と言うことは、このリバウェの壁画も世界遺産と同等の価値のあるものだと言っても良いと思います。
壁画がある洞穴からの見晴らしの良さも、狩りの獲物を探しやすいとか、敵対する部族の襲来に気付きやすいとか、色んな利点が考えられると思います。

とても興味深い壁画でしたが…
壁画の上にドロバチかな?種類まではわかりませんでしたが、蜂が巣を作っていましたw
ミツバチよりも小さく、すばしっこいヤツだったので写真には収められませんでしたが、壁画と蜂の巣が見られて至福の空間でしたw

ミツバチ以外の蜂のことも勉強しなければならないなぁと思いましたw
アテンドしてくれたリバウェ隊員の達也さん、ありがとうございました(^^)

北部旅行はモザンビーク島編に続きますw