今日はescolaでミツバチ講座の日

前回のグループディスカッションのテーマ
「ミツバチの外敵」
について各グループが意見発表しました。
出てくる意見は
ネズミやカエル、クモなど…

ミツバチを捕食するという意味では敵なのかもしれませんが、私はこれらを敵だと捉えたことはありませんでした。

1匹のミツバチにとっては命を奪われるから可哀想ではあるけど…
これらはミツバチの群全体を脅かすほどの影響は無いと思います。

群が壊滅するほどの脅威となるという意味での捉え方をすれば、敵はスズメバチ、スムシ(蛾の幼虫)、ダニといった物が挙げられると思います。

Marquesが
「クモやネズミは敵なのか?」
と聞いてくる。

「僕はそうは思わない。もっと強い力を持った敵がいるよ。」
と答える。

そしたらMarquesは
「スマホ貸して」
と言って、私のスマホで検索して調べ始める。

横から見ていると、表示されたページには確かにネズミやクモなどが「ミツバチの敵」として紹介されています。
しかし、ダニやスムシというワードは出てこなかったです。

もしかしてアフリカにはダニがいないのか?
と疑って調べてみたけど
ミツバチヘギイタダニ(Varroa)はオーストラリアの除く全ての大陸で確認され、養蜂業界の脅威となっている。
アフリカ大陸にも1980年代には確認されています。

スムシも先日蜂場を視察したときに、群が逃避した巣箱の中に居るのを確認しました。

日本とモザンビークでは、「敵」という概念の捉え方が違うのか…?
モザンビークではまだダニの影響が深刻ではないのか…?

いろんな疑問が浮かびますが…

日本では養蜂をやっていれば常識だと思っていたことが、モザンビークではあまり認知されていないようです。

このギャップを埋める努力をするべきなのか、この土地のこの感覚に合わせるべきなのか、悩むところです。

アフリカやポルトガル語圏の養蜂に関する情報を収集したり、もっと勉強しなければならないと思います。