担任
彼は俺が中3の頃俺の学校に赴任してきた。彼は学校の卒業生でもあり,某K大卒の高学歴のいわゆるエリートらしい。彼は中3は学年担当,高1高2と俺の担任になった。出会った当初の俺の印象では真面目で誰に対しても優しい印象だった。
中3当時定年間近だった某S氏の当てて答えられなければ立たせ,暴言を吐き教科書で生徒を叩いたりと言った昭和かぶれの体罰授業と比較すると彼の授業はまさに月とスッポンだった。ただ少し不満な点としては板書がごちゃごちゃでわかりづらいと言ったところだろう。それを指し引いた上でも俺の中では好印象だった。俺が高校生になって彼が担任に就くと彼は少し変わったように思えた。このご時世でオンライン授業が続き,対面授業の機会が減り,生徒の大学受験への意識の低さを嘆いたのだろうか,俺が期末考査で初めて3桁を取り成績を返した時,彼の目の奥に一種の冷たさというか,乾きを感じた。「もう少し頑張れ,このままだと進路相談出来ない。」というような趣旨を言われた。口調にも現れていた感じがする。それはそうだろう,当時の彼からしてみれば俺は完全なる劣等生でありこのような結果を到底受け入れることは出来ないはずだ。加えて俺が全国模試で志望した国立O大学E判定,T大学C判定,私立のどこかもわからない適当に書いたK大学がA判定だった時彼は俺にこう言ったんだ,「もういっそのことこのK大学行けば?」と。俺は確信したよ。彼は俺に失望してるってね。
先日俺が数学3点だった時もこう言われたよ「論するに値しない」と。俺は流石にやばいと思って今頑張ってるけど,結果はどうなるんだろうね,彼の言葉に希望を感じられる日は来るかな。