本日は前回ブログの続き。
芽キャベツレシピと例年お伝えしている春の薬膳についての中医学考えについてです。
まずは、芽キャベツレシピ。
材料2品で簡単に、芽キャベツとあさりの酒蒸しです。
あさりの旨味を吸った芽キャベツが美味しい
オススメです。
作り方としては、まずあさりは砂抜きをしておきフライパンに砂抜きしたあさり酒、水、出汁昆布を一切れ入れて蓋をして火にかけます。
あさりの口が開いたら薄口醤油で味を整えて4分の1にカットした芽キャベツを加えて一煮立ちさせたら出来上がり。
芽キャベツに火を通し過ぎないことが、芽キャベツをシャキシャキに仕上げるコツです。
そして本日はもう一つ。
例年お伝えしている春の薬膳についての中医学的考えについてです。
春は五臓の『肝』が活発になります。
具体的な肝の働きは、
①血液を貯蔵。
②全身の気血の流れなどの調節。
(情緒安定や消化吸収機能促進を含む)
③筋肉や関節の動きを円滑にする。
などです。
この時期の体調不良は、この『肝』に関わることが多く、その理由としては春は陽気が充満し、新陳代謝が活発になりますが、肝の働きは上に上がる性質があり、それが過ぎてしまうと興奮状態を招き易くなるためです。
具体的に出てくる不調としては、めまい•のぼせ•頭痛など上半身の症状。
また、環境が変化し易くストレスが溜まりやすい季節でもあり、胃腸に影響を受けやすい季節でもあります。
ですので、春の薬膳ポイントは、
①肝を養うと共に肝の興奮状態を抑えること。(補血滋陰•平肝)
②脾を養うこと。(調和肝脾)
の2点となります。
②は五臓の肝と脾は互いに作用し合う臓器の為、あげています。
これは先程も挙げていますが、肝の働きが強過ぎれば胃腸に影響を及ぼしますし(ストレスによる胃腸影響)、中医学的に脾の働きが弱ければ血を生成できず、血液を貯蔵する肝を養えないと言うのが理由です。
本日の薬膳はあさりが①の働きがある食材で、芽キャベツが②の働きがある食材。
合わせて春の薬膳おつまみレシピとしました。
寒い暖かいを繰り返して、季節は春へと向かいます。
食養生で本格的な次の季節に向けての準備をしてまいりましょう。