おととい11日は鏡開きでした。
鏡開きと言えば、お汁粉ですが、、何故だかご存知でしょうか。
お正月に年神様にお供えする鏡餅には年神様が宿るとも言われており、その鏡餅を感謝しながらいただくことで無病息災を願う、というのが鏡餅をいただくならわしの理由。
元々、武家のお正月の風習で床の間に具足(甲冑)とともに飾られていた『具足餅』が鏡餅の起源と言われていますが、刃物で切るというのは『切腹』を連想させ良くない、ということから木槌なので割って料理をします。が、そうすると形や大きさもバラバラに。
そこで、お汁粉やぜんざいで食べられることが多くなったと言われているのです。
また、赤い小豆は六月に食べられるお菓子の水無月と同じく邪気を払うとも言われており、魔除けの意味もあるとも考えられますね。
例年、鏡開きはお汁粉派のたにパンダですが今年はちょっとひと工夫。
見た目はぜんざいのようですが実はこれ甘くないんです。
小豆雑煮と言って島根県の松江市や出雲市の一部で、お正月に食べられる習慣のある料理。
最近はお砂糖などで甘く味付けすることも多いようですが、元々は出汁仕立てのものだったそう。
たにパンダもそれに倣って出汁で小豆を炊き、塩と薄口醤油で調味してみたところ、とっても美味しかった。
小豆本来の甘味と出汁の風味焼き餅の香ばしさがよく合います。
来年から鏡開きには小豆雑煮もありだなと思うたにパンダでした。