反応に対する自己理解に意識が向いたでしょうか。
主体的に考えていると感じていることですら反応の結果であること
だから人生の重要な選択もその範疇かもしれません。
ちなみに消去法的な決め方だとこの可能性は高まります。
その代表格は嫌なこととか面倒なことを避ける発想から選ぶことだ
嫌とか面倒という反応が思考の起点になっているわけです。
いうならばそれらの隙間が選べる範疇という状況です。
もしくは最もマシなものを選ぶという形です。
最終的にこのパラダイムは行き詰まるかもしれません。
全部が嫌だとか面倒だとかという八方塞がりになりやすいのです。
一般的にトレードオフの関係にある両者をどうしても得たい時にそ
テストで高得点を取りたいけれど勉強はしたくないなどのイメージ
ただある段階までは現実を動かすのに有効だったりもします。
これは自分の中で優先順位がつけられる状況でのことです。
避けたいことを避けるために頑張ることができるのです。
無理も受け入れられます。
本当は嫌だけど勉強して高得点を狙うことができるわけです。
この場合は優先されることのメリットにフォーカスが当たっていま
しかしその裏側にも嫌とか面倒が関係していたりもします。
点数を取らないと親に怒られるというようなことです。
もしかしたら望まない未来を避けるという意味合いもあるかもしれ
自らの価値を高めたいという想いの裏側に自己否定を感じたくない
ただそれらは顕在化されないことも少なくありません。
要するに主観的には点数を取るメリットだけが映っているわけです
いうならば本質的には自己理解不足です。
本音を知覚していない状況です。
とはいえ普通といえばその通りです。
よくあるパターンなわけです。
ともかくこうなると逆側の想いは抑圧されがちです。
つまり嫌だけど勉強しているという認識はなくなります。
むしろ本心が嫌であればあるほど顕在意識では好んで勉強している
もちろん逆もあり得ます。
本心が好きであれば好きであるほど顕在意識では嫌いと感じる構造
これは反動形成と言われる潜在意識と顕在意識の関係性です。
作用と反作用が同時に起こるわけです。
加えて潜在意識側の抑圧された何かが蓄積していきます。
最終的に嫌な気分の抑圧が蓄積して好きだと思っていた勉強が突如
ちなみに反応の大多数は潜在意識でのことです。
当然ながらこれは悪いことでもありません。
全てが顕在化されたら忙しすぎて何もできなくなるかもしれません
反動形成もいうならば緩衝材のようなものでもあります。
だからこの構造を理解して自分を見つめると立体的にとらえられる
おそらく顕在的にお金を欲しいと思いつつ潜在的にお金と関わりた
願った方向に現実が動いていかないのであればここに課題があると
同時にこれが自らを自らが縛り付けている体感にもなってきます。
生まれ持った本来の能力を発揮するにはここから脱していくことが
谷 孝祐
2022.12.18