棘上筋へのイメージは掴めたでしょうか。
具体的な自覚を持つことは難しいのかもしれません。
ただそれでも大体の場所を把握したいものです。
インナーマッスルといっても骨との関係では分かりやすい位置です
まだ確認していない人は図を見てみたいものです。
意外にここが知覚できると腕の動きに変化が出ると推測されます。
三角筋とともに腕を真横に上げる働きをします。
あまり日常的にはそういう動きはしない人もいるかもしれません。
だから逆に使っていない可能性の方が高い人も多いと推測します。
ともかくここが自覚できると体幹から腕を動かすことができそうで
そうなるとよりリラックスして腕を扱えるようになります。
ということでストレッチで刺激を入れてみたいところです。
分かりやすいものでは背中で手を合わせる方法かと思います。
そして可能な範囲で上に上げていきます。
この時に胸を張って左右の肩甲骨を引き寄せることがポイントです
背筋を伸ばすのはいうまでもありません。
必然的に肩の位置が後ろに持っていかれます。
当然ながら無理のない範囲で構いません。
強引に上に持っていっても意味はないためです。
手のひらが完全にくっつかなくても構いません。
指先が合わさるのが限界という人もいると想像されます。
実際にこれは肩関節や肩甲骨が固いと難しいものです。
なのでできそうな範囲でチャレンジしてみましょう。
慣れると思ったよりも簡単にできる人もいるかもしれません。
ちなみにこのエッセンスを難易度を下げて片側ずつ行う方法もあり
背中側で腕を組むようなイメージです。
届く範囲で両腕を重ねて手で握りましょう。
肘までてが届けば理想的ですがこれも無理は禁物です。
もちろんどちらの方法にしてもしっかり感じながら行うことが重要
何となくでも棘上筋に刺激が入っているのを感じようとしましょう
勘違いかもと思うくらいでも構いません。
その意識がストレッチの成果を高めてくれるはずです。
行なった後に少しでも肩の力が取れればうまくいっています。
仕事の合間などに取り入れてみると良いかもしれません。
谷 孝祐
2021.8.29