一歩間違えば恐怖の宿泊か | 3年前のしこうの楽しみ

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車中泊をしました。
おそらく生まれて初めてのことです。
もちろん仮眠をしたことはありました。
 

でもそれは眠気に勝てなくてという状況によるものです。
今回はそれとは異なります。
計画的なものでした。
 

当然ながらそれだけのスペースがあるからこそです。
スポーツタイプに乗っていた昔であれば考えられないことです。
ともかく今回は節約や感染症対策が理由ではありません。
 

時間の問題というのでしょうか。
それしか手段がなかったとも言えます。
翌朝の神社参拝のためでした。
 

朝一番でいきたかったのです。
ちなみにそこは山の上でした。
ご来光目的ではありませんが基本的に人が出てくる前というイメージでした。
 

ちなみに近隣に宿泊施設はほとんどありません。
頂上のお宮の前に宿坊のようなものと入り口に国民宿舎がある程度です。
どことなくそれらに一人で泊まる気にはなれませんでした。
 

一番は食事の懸念だったかもしれません。
そしてアクセスできる時間が限られます。
ロープウェイを使うか夜間閉鎖の山道を使うかです。
 

つまりそれらに泊まる以外は車で朝を待つしかないのです。
ということで消去法でこの選択になりました。
とはいえゲートが閉まる時に駐車場から追い出されないのか心配でした。
 

しかしネットで調べるとそんなこともなさそうでした。
体験記が出ていたのです。
そんなわけで夕暮れ時に到着しました。
 

このご時世の8月終盤の平日です。
全く人がいませんでした。
貸切です。
 

それは完全に静謐な雰囲気でした。
現代社会において夜中に誰も来ないことが保証されている場所も少ないものです。
閉じ込められたのと同じような状況です。
 

だから異世界にいるかのような気分すらありました。
ただ見えない存在にとってそれは関係のないことです。
意識は合わせませんでしたが十分には眠れませんでした。
 

加えて珍しく寝違えました。
無意識的には落ち着かなかったのかもしれません。
そうであっても貴重な時間であったと思います。
 

日が暮れる前の風景が脳裏に焼き付いたのでした。

谷 孝祐
2021.8.25