ポストハーベストについて触れてきましたがいかがでしょうか。
人によってはすでにそれとは関係ない食生活をしているかもしれま
完璧を求めなければそこまで難しいことでもありません。
単に選択の問題です。
より安全なものを選ぼうと探していくわけです。
そして大抵それは美味しいものになります。
これは様々な課題に当てはまることです。
ポストハーベストに限らず現代的操作的手法を避けることに該当し
なるべく自然のままのものにすれば遺伝子組み換えなど他の要因も
実質的に概ね生産性ベクトルとありのままの作物のベクトルの2軸
現状はこれらは逆方向であるかのようです。
効率かナチュラルかどちらかというわけです。
一般的にこれらはなかなか両立し得るものでもありません。
もちろん後者が健康には望ましいでしょう。
でも前者を否定したら食糧が足りなくなる可能性もあります。
だからジレンマでもあります。
ただオーガニックなどが広まってきていることは発展を示している
緑の革命の反省を生かした次なるステージに向かっているとも解釈
楽観視するなら世界はそちらに向かっていく気もします。
最終的には質の良いものが大量に作れる時代がくるという見通しで
しかしそれは限定的なエリアである可能性が高いとも思われます。
加えてそれを求める層も広くはないのかもしれません。
ということで需給のバランスも関与してくることになります。
とはいえ年を重ねるごとにヴィーガンが特別なものでなくなってい
しかしそれがどのくらい一般化されるかは分かりません。
あと日本では見た目ベクトルもあります。
高価な野菜は案外この類だったりします。
色も鮮やかで形も良いものです。
本物を知らなければ視覚的な美感に働きかけて美味しそうに感じる
結果的に扱いやすさもあるでしょう。
マーケティング的な食材というわけです。
自然なものとはこれまた真逆にも思えます。
もちろん能力を生かすためには自然なものが大切です。
まさに命をいただくわけです。
そこには生命力があるわけです。
単に安全性ではなくそういったものを受け取っている実感を持ちた
それが自分が生かされているという謙虚さと真摯な態度につながっ
谷 孝祐
2020.5.24