承認薬の不足が表す相 | 3年前のしこうの楽しみ

3年前のしこうの楽しみ

ブログの説明を入力します。

少し前のことです。
多くの人が知っているかもしれません。
新型コロナウィルスの治療薬が承認されました。
 

特例的に急ピッチに進められたものです。
全てのプロセスをすっ飛ばしたかのようでもあります。
だからそれが本当に効くのかどうかは両論が出ています。
 

全く意味がないという見解すらあります。
否定的な見方もそれなりにあるわけです。
でも仕方ありません。
 

そのくらい切羽詰まっているのも確かでしょう。
少しでも見込みがあるのであれば希望になります。
集団プラシーボであっても事態が改善するのであれば望ましいこととも言えます。
 

どうであれ切り札になりうるわけです。
治療薬があれば社会的な不安も軽減されると予想されるわけです。
それをもって経済活動再開の見込みも立ってきます。
 

これによって少しは未来が明るくなった印象だったのかもしれません。
抜本的解決にならなくとも抑止弁ができたようなものです。
しかし最近になって新たなことが分かってきたようです。
 

どうやらその薬の生産が追いつかないらしいのです。
これだけ加速的に感染者が増えてきたわけなので当然かもしれません。
年内に100万人分程度しかできないとのことです。
 

一見これは楽観視できそうですが不十分とのことです。
いよいよ暗雲立ち込める雰囲気でしょうか。
ほぼ長期化の腹をくくらなければならない様相になってきました。
 

加えて活動を制限するのにも限界があるでしょう。
ロックダウンしている都市ではそれが明らかになってきている印象です。
武装したデモが起きているわけです。
 

対症療法の副作用が大きすぎるわけです。
しかし解除されたら再び感染拡大が進む可能性は高いものです。
韓国がその先行事例になっているかもしれません。
 

まさにジレンマです。
世界中がその渦中に置かれています。
こんな情勢でどうしていくのかが個々に問われているのでしょうか
 

ひとまずどうなっても対応できるような準備を整えていきたいものです。

谷 孝祐
2020.5.13