地下足袋依存からの脱却 | 3年前のしこうの楽しみ

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中3日で登山の機会がやってきました。
これは初めてのことかもしれません。
縦走などで連日は珍しくありませんがそうでないとある程度あくものです。

ただエリアは全くことなります。
まさに日本の端に近いような山です。
なので気温もまだ高くありません。

朝は10℃強くらいでした。
個人的にはこの方が有難いものです。
動いても暑さでの消耗がないためです。

ちなみに今回もトレイルランのシューズでした。
理由は他の用意が間に合わなかったためです。
地下足袋が理想でしたがちょうど良いものをまだ手に入れられていないのです。

しかし結果的に良かったのかもしれません。
前回とは異なる見地が生まれたのです。
このギアを見直したとでもいうのでしょうか。

というより違う価値観が生まれた感じでした。
ひとまず慣れもあったはずです。
少なくとも先週よりは歩きやすくなりました。

結果的にレスポンスの遅さも気にならなくなりました。
視覚的に補ったのでしょうか。
それとも道具に合わせて知覚領域が広がったのでしょうか。

地面の認識までのタイムラグが短くなったようでした。
概ね3分の1くらいなイメージです。
なのでストレスはかなり減ったのでした。

こうなると捉え方も変わるものです。
正しい歩き方がしにくい靴で意識することにも意味あるように思えてきました。
注意しなくてもそれなりに歩けてしまう状況で主体的にポイントをチェックし続けるのも良いトレーニングになるわけです。

地下足袋で注意を喚起するのは依存とも考えられるわけです。
するとよりシビアにモニタリングする気になりました。
面白いものでこれによってバランスが改善されたのかもしれません。

この前以上に滑りやすい状態ですがミスが少なくて済みました。
特に下りではピンポイントの重心を取ることで安定すりことが確認できました。
具体的には踵の中心から5mmくらい前側に垂直に乗る感じです。

これで雪渓も気にならないでスタスタ歩けました。
もちろん慎重さは必要ですがペースは乾いた山道と変わらないわけです。
だからなのか帰りは渡渉で足を置く位置の見極めも速くなったのでした。

行きに経験していたからもあるでしょうが躊躇なく歩みを進められたのでした。
やはり感覚と技術は非常に深い関わりがあるのだと思いました。

谷 孝祐
2018.6.27