ふと気がついたことがありました。
そういえばここ数年は筋肉痛がないのです。
登山でもスキーでもそこまでになりません。
十分な筋力がついてきたのでしょうか。
確かにその可能性はあります。
実際に大腿部は太くなった雰囲気です。
脚力も増している感じはします。
しかし本当にそれが理由かというと疑問があります。
何となく知覚の変化であるようにも思うのです。
なぜかというと負荷をかければそれなりに疲れるのです。
たくさん歩いたり滑ったりすれば相応に怠さが出るのです。
これは以前と変わりません。
昔はそのしばらくあとに痛みが出ました。
大概は翌日だったと記憶しています。
そして動きにくさを覚えたものです。
当然ながら最中のパフォーマンスも落ちていました。
疲れると動くのが億劫になりがちだったのです。
ただ不思議なことに最近はそれで動けなくなることもありません。
足が止まるようなことがないのです。
筋疲労はありつつもペースを調整すれば運動し続けられるわけです。
ということで何が起きているのか気になりました。
単純に歳のせいでしょうか。
次第に筋肉痛がやってくるのが遅くなるという話は聞いたことがあります。
あまりに遅れて弱くなっているのでしょうか。
それもないとは言えないかもしれません。
こんなことを考えているとはたと意識化されたことがありました。
動き方自体が変わっているのです。
ゆっくりじっくり無段階的に動くイメージです。
体の連動性を大切にしながら自然さを重視しています。
それによって負荷が分散されるのかもしれません。
つまり特定の部位への偏りが少ないということです。
またこれによって限界を超えた活動も抑制されているようにも思います。
無理しない範囲で運動を行っているからこそ動き続けられると考えられるわけです。
確実性や安定感を意識している結果でしょう。
そうなると随分とそれらの楽しみ方も変わったのでしょう。
あるがままの自分の範囲で運動できるようになってきたのかもしれません。
ということで筋肉痛はもしかしたら無理に対する反作用なのかもしれないと感じたのでした。
谷 孝祐
2018.2.9 18:16