今回のスキーでは新たな気づきがありました。
滑りに対する新たな発見です。
とはいえ当たり前のことといえばそんなものでしょう。
ただこれによってさらに意識的に滑り方を選択できそうです。
経験の蓄積はそんなものでしょうか。
ふとそのように感じます。
無意識的に行っていたことが顕在化したのでしょう。
そんな瞬間を体験したのでした。
それはコブ斜面を滑っている時でした。
筋力がついたのでしょうか。
昨シーズンよりも調子のよい印象です。
体のレスポンスが速いのかもしれません。
イメージ通りクイックに動けるのです。
そのため一つのコブを分割してとらえられるようです。
端的には感覚の繊細さが増したというところでしょう。
それが生かせるからこそ認識できるようになったのかもしれません。
ちなみにコブの滑り方は大きく分けて3つあります。
一番簡単なのはコブをこえて溝に入る時にスライドさせてスピードを抑えるものです。
これは基本中の基本かもしれません。
あとはコブの形に合わせてショートターンしていく方法です。
基礎スキー的で安定感をもって滑ることができます。
そしてもう1つはコブの腹に板のトップを当てていくような直線的な滑りです。
モーグルらしい感じかもしれません。
コブの様子によってこれらを使い分けられるとよりスムーズに滑ることができます。
斜面の状況や体力とともに気分なども加味して基本的にどの方法を取るかを決めたりもします。
しかし今回はこれを使い分けるのではなく統合していく発想が出てきたのでした。
一つのコブでも組み合わせることができるということです。
そうすることでより自由度が増してコブの形状に合わせることができるのです。
この発見は嬉しいものでした。
これまでになかったレベルへの到達という雰囲気です。
よりあるべき流れに一致できる印象です。
斜面と共鳴できる雰囲気でもあります。
同時にこれはスキーに限らず様々な分野に適応できるのではないかと思います。
そんな観点で色々見直してみることとします。
谷 孝祐
2018.1.10 12:45