少し前に歯医者に行った時のことです。
歯科矯正が終わってからというもの定例的に通っています。
ということでいつもは特に変わったこともありません。
クリーニングをして状態をチェックするくらいのものです。
所要10分くらいでしょうか。
あっさりと終わります。
しかしこの日は違いました。
数回前よりどことなく異変はありました。
ところがそれが何かは分かりませんでした。
なぜだかわからない出血があったのです。
前回以降その場所を意識して過ごしていると具体的に特定できました。
今回は最初にそれを伝えました。
なのでまずレントゲンを撮りました。
といっても結局特に異常はなさそうでした。
ひとまず安心というところでしょうか。
ただ噛み合わせのチェックをすると変なところが見つかりました。
歯の場所がちょっとズレてしまっているようです。
ごく一部ですが微妙に前の位置に戻っていきつつあるらしいです。
これによって全く別の場所に負荷がかかったと推測されるとのことでした。
口腔内の全体的なバランスの妙を認識させられました。
加えて少し強めに噛むようになっていることが歯茎に負担をかけたようです。
噛み合っている度合いが下がった分だけ食いしばるのはよくあることのようです。
同じ感覚でいられるように無意識的に調整しているのでしょう。
それが出血の理由になったと考えられるようでした。
とはいえこれはよくあることのようです。
だからこそメンテナンスに通っているわけです。
とりあえずまずは応急処置を考えるとのことでした。
その上で治療をどう進めるかということのようです。
概ねこれには仕方なく受け止める感じでした。
でも同時に知覚しにくいレベルの反応がありました。
きっとどこかまた対処しなければならないのかという類のものでしょう。
そんなわけでこの現象から受け取るべきエッセンスに意識が向きました。
よくあるとはいえなぜそうなったのか疑問を持ったわけです。
そして理由を探ってみました。
最終的に行き着いた答えは主体性の問題でした。
口腔ケアへのコミットメントがどこか弱かったようです。
何となくちゃんと教えられた通りに行っているだけで興味を持って接するわけではなかったのです。
自分のことなのにちゃんと向き合えていなかったということでしょう。
ひとまず歯についてもセルフチェックと検証を大切にしていくことにしました。
谷 孝祐
2017.12.19 21:23