いつの間にか消えたお金 | 3年前のしこうの楽しみ

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帰国前日のことです。
チェックインを済ませて部屋に着いたらすぐにいつも通り荷物をあけました。
同時に財布や現金を入れた封筒をセイフティボックスに入れました。

なぜかこの時にお金を後で数えておこうと思いました。
顕在意識的には帰国後の作業軽減のつもりでした。
ただこの時点でそう考えるのは珍しいことでした。

普段であれば時間の余裕ができたら扱うことです。
無意識的に何か違和感があったのでしょうか。
やるべきことがひと段落してこの旅の出費の確認と共に残額をチェックしました。

すると残ったキャッシュが明らかに足りないことがわかりました。
ちなみに米ドルを3箇所に分けて持っていました。
1箇所は財布で残りは2つの封筒でした。

財布以外の両方からなぜかなくなっていたのです。
しかもそれらは全く手をつけていませんでした。
思ったよりも現金を使わなかったので最初に財布に入れた分で事足りたのです。

加えて封筒のまま紛失とか全額消えていたというわけでもありません。
金額にして片方は3分の1ほどもう一方は7分の3ほど減っていました。
お札の枚数にすると片方は7枚中の1枚でもう一方は17枚中の6枚ということでした。

比較的高額紙幣中心だったわけです。
もちろん使った記憶はありません。
盗られるような場所にも置いていません。

全く不可解なものです。
まるで神隠しにあったかのような気分でした。
そんなわけで記憶をたどりなくなった時点を推測しました。

少なくとも目が届いていなかったのはホテル滞在中のみです。
セイフティーボックスに入れて食事やスパに行った時だけなわけです。
ということは盗まれたのであればハウスキーパーか誰かが開けて取っていったということになります。

まあ不可能なことでもないわけです。
もしそうでないとしたら妖怪か宇宙人のいたずらなどの怪奇現象でしょうか。
もしくは自分で何らかのサービスに使ったのに記憶喪失ということになります。

いずれにせよ面白いのはいつもより管理を徹底していたのにこうなったことです。
これまた自然にそうしていたことで注意したわけでもありません。
どこか無意識的にリスクを察知していたのでしょうか。

どうであれ暗証番号式のセイフティーボックスで無条件に安心するのはやめようと思いました。
鍵さえあれば簡単に開けられるのでむしろ狙われやすい可能性を認識したのでした。

谷 孝祐
2017.10.7 11:15