論文指導から学んだ認知の限界 | 3年前のしこうの楽しみ

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この前の論文指導は自己成長の観点からも受け取りの大きいものでした。
結局は論文といえどもマーケティングの視点が重要だということでした。
その中で結果的に教わったところに認知の限界がありました。

話のきっかけは4象限のマトリックスについてでした。
これを導入すると良いという指摘でした。
対象を2軸で区切って4つのカテゴリーで理解するというものです。

経営やビジネスの世界ではよく使われるものです。
しかし個人的にはあまり好まない方法です。
なぜなら情報量が少なく勘違いを生みやすいためです。

本質をとらえていないのに分かった気になりやすいということです。
なので弊害の方が大きいと感じていました。
ところがこの先生は同時に他の情報も与えてくれました。

以前に3軸の3次元マトリックスで説明しても経営分野では全く伝わらなかったというのです。
この方はそういった体験から学んだようでした。
ここで平面マトリックスの意義が腑に落ちました。

元から感じていた多くの人は2次元的認識に縛られているということとつながったわけです。
そうであるならこの方法が適しているのも納得できます。
知覚における覚醒という意味ではこの段階を早く脱したいものですがこの状態の相手に何かを伝えようとするのであればその感覚に合わせることが効率的でしょう。

情報量を増やして正確性を増すことよりも一歩先に進むことの方が効果的なわけです。
こういった認知の人に3次元情報を与えることは否定にも受け取られかねません。
だからイノベーティブな論文ほど評価を得にくいのでしょう。

審査官に無意識的な否定感が生まれて内容が入っていかなくなるのです。
ということで相手にとってのオーバーラップにならないような注意が必要だということです。
またこの指導時間に元々の専門を先生から尋ねられました。

学部は経営だったけど音楽家の道を志していたことを伝えると妙に納得していました。
この会話が後押しになっていたようです。
後から思い出すと音楽の認知についても似たことが言える気がしたのです。

多くの人は同時にいくつもの音を認識できないと聞いたことがあります。
例えばメロディーとハーモニーを一緒に処理できないということです。
もちろんプロの音楽家はそんなことはありませんが一般的にはそうなのでしょう。

こうなると文章ではメロディーに該当する部分を出すことが重要でしょう。
その合間に対旋律やハーモニーやリズムが出てくると分かりにくくなるわけです。
そんなわけでポップスの論理とすぐにそれがつまらなくなる理由も見えてきたのでした。

いずれにせよ今回の論文はこれを注意して書くこととします。
そう考えると確かに『感情の取扱説明書』は複雑怪奇に見えるだろうと理解できました。

谷 孝祐
2017.6.7 11:03