それは夕食をとってホテルの部屋に戻ってからのことでした。
ちなみにお酒は飲んでいませんでした。
まだ20:00過ぎでやっておきたいこともありました。
しかし横になりたくなりました。
無理に頑張ることもないのでひとまずベッドに入りました。
この時は少しだけ休憩すれば活動できるようになると思っていました。
今までの経験から30分から1時間で起き上がれる予想でした。
実際に眠いというよりは怠いという感じで寝入ってしまうことはありませんでした。
睡眠と覚醒の間をずっと彷徨っている状態でした。
ただいつもと違ってこれでは回復しませんでした。
むしろ怠さが増していきました。
疲れが溜まっていたのでしょうか。
スキーの後の長距離移動だったのでそれはあるでしょう。
いつになく連日朝8:00台から滑った影響もあったのかもしれません。
最終日が最高のコンディションだったため調子に乗って飛ばしすぎたということもありえます。
ところが単純な疲労という様子でもありませんでした。
これは今までにない体感を伴っていたのです。
時間経過とともに脚部の鈍痛のようなものが強まっていくのです。
特に下肢はその傾向が強いようでした。
あえていうなら子どもの頃に歩き疲れた時に感じたものに性質が近い気がしました。
むず痒いような落ち着かないようなけれど動けない感じです。
無視しようと思えばできなくないけれどそれにもエネルギーがいるくらいのバランスです。
そんなわけでぐったりしながらこの体感覚と向き合ってみました。
するとふと成長痛に似ている気がしてきました。
そんなはずはないのですが身長が伸びる時期に感じたものと同一な感じです。
どうすることもできない歯がゆさも伴いました。
身体レベルで急激な変化が起きたのでしょうか。
3時間ほどもがいていて怠さは消えないもののやっと起き上がれるようになりました。
一体何が起きたのでしょうか。
検証のしようはありませんがどことなく筋肉が変わったのかもしれません。
本当にそんなことがあるのか分かりませんが筋繊維の密度が高まった気がします。
スキーで蓄積した負荷が昇華されて影響を及ぼした可能性はありそうです。
ここからどうなるのか状態を観察していくことにします。
谷 孝祐
2017.2.3 18:03