終盤にきてさらなるどんでん返しのあった高校選択の続きです。
心は決まったものの部活の顧問に反対されたというところでした。
そしてその1週間後に先生に勧められた高校へ見学に行くことになったのでした。
そこは名前こそ知っていたもののノーマークだったところでした。
なので行くだけ行ってみようという心持ちでした。
そんなわけで平日の午後に先方の部活に参加したのでした。
急展開で頭はついていけていなかったかもしれません。
なのでこれといった印象もありませんでした。
男子校に対する悪しき先入観があったもののそれも問題には感じませんでした。
ただ何となくバランスの良さは感じたのかもしれません。
部活に偏りすぎていない感じが好印象でした。
そうであっても真剣さはある様子でした。
ありきたりですが先輩も好意的な感じでした。
ということで再度選択を迫られることになりました。
ちなみにこの高校はたまに県代表になるくらいのレベルでした。
しかし翌年からは関東大会が東西に分かれることが決まっていました。
そのため代表枠が倍近くになる予定でした。
こうなると代表になるのはほぼ確実と予想されました。
全国大会は諦めたとしても妥協できなくはない範囲のようにも思いました。
逆に学校としての魅力はありました。
大学の付属ということで進学の確実性は高かったわけです。
これは高校に入ってから将来のことを考えられることを意味しました。
音楽以外に道を閉ざさずに済むわけです。
しかも吹奏楽部の先輩にはプロの奏者になっている人もいました。
ちなみに文武両道で自由な校風も魅力でした。
こんな状況なので無難な妥協点というところだったわけです。
それに輪をかけて推薦入学の話が持ち上がりました。
先方の先生が入学希望なら部活推薦枠で入らないかと言ってくれたわけです。
こうなると受験勉強をしなくて済んでしまうわけです。
こういった流れで全国大会への執着を手放すことになりました。
そしてさらに翌週には推薦入試ということになったのでした。
こうやってやっと志望校が決まるとともに突然合格も見える状態になったのでした。
谷 孝祐
2016.12.23 23:31