在り方を見直す発表課題 | 3年前のしこうの楽しみ

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やっとの想いというところでしょうか。
大学院のある講義の発表の内容がひとまず完成しました。
大変だと予想はしていたもののここまで時間がかかるとは思ってもみませんでした。

おそらく40時間くらい費やしたのではないかと考えます。
手を抜いて適当に終わらせればこういうことにもならなかったでしょう。
ただテーマからいって真剣に取り組む価値があるために一切妥協できませんでした。

課題の内容は2段階構成になっていました。
まずはトライセクターリーダーのロールモデルを決めて分析するということでした。
トライセクターリーダーとは営利・非営利・公共の3セクターを超えたリーダーのことです。
なのでこのすべての分野にまたがって活躍している人だと考えられるでしょう。

ただこれは明確に規定された概念でもありません。
どこか1つのセクターにしか属していないとしても活動内容によっては該当するようです。
そんなわけでセクターに縛られない価値観で判断できるリーダーとも言えそうです。

モデルは誰でも良いということで自分は新渡戸稲造氏を選びました。
知っている中で1番この概念に当てはまる気がしたからです。
『武士道』を読んだことがある程度ですがそのように直感が働いたというところでしょう。

もちろん国際連盟の事務局次長を務めたことは知っていて該当することは確実でした。
そして実際に調べてみるとあまりの偉大さに驚きました。
その功績の割には知名度が低いと言わざるを得ない印象です。

『修養』という著書の中では「人はどうあるべきか」を説いていました。
時代背景は違うとはいえ自分の考えと非常に近いところがあり参考になりました。
また人生の目的に対していささかズレ感があったことは否めないと感じました。

今回調べたことによって満足しきってしまって推進力が弱まっていたことが認識できたのでした。
俗世にまみれて影響を受けないという思想は大いに刺激になりました。
だからこそ氏がベストセラー作家でもあったのだと理解できます。

あまり人の言葉を指針に持つことはないのですがこれは記憶して基準にしようと思います。
実際に著作の大部分が自己啓発だったというのも意外でした。
自分の失敗談も開示していてありのまま真っ直ぐに生きた人という印象でした。

2段階目はロールモデルからの学びを生かし実践計画を立てるというものでした。
自分がトライセクターリーダーとして何を行うのかを明示するというものです。
もちろん基本的に実行が前提となる期限を入れたものを作成する必要があります。

とはいえそんなに難しいことではありません。
よく考えれば現在の活動そのものがトライセクターリーダー的とも言えるわけです。
だからこそベストを尽くさざるを得なくなったわけです。

ということで現在頭に中にあるタスクをリストアップしてみました。
そこからできる範囲をひとまず2018年までのスケジュールを入れ込んでみました。
この作業を通じて今まではこの時期に翌年のスケジュールを決めていたのですがもう少し先取りしていっても良いのかもしれないと思ったのでした。

おかげさまで長期的視座に立ったより大きな絵を描く機会になりました。

谷 孝祐
2016.7.29 16:58