スキーの重心の変更から認識していることを記しておこうと思います。
それはこの変化をしっかり受け取るためです。
そうすることで日常生活からの根源的な移行につながる気がしています。
そのため確実に定着させていきたいものです。
どちらかというとこれはスキーの上達以上に重要なことでしょう。
こういった気づきこそ覚醒スキーの意義なのかもしれません。
今回は潜在的にそういった実感が強くあったのだと考えられます。
ということでそれをしっかりと顕在意識でもとらえておこうということです。
実際に新たな重心で滑っていると面白い知覚が生まれてきました。
うまくいくと下丹田が足の下に移動したかのような感覚が得られるのです。
しかもその大きさが広がって直径1mくらいになるのです。
あまり一般的には知られていない足の下のチャクラというものが覚醒したのでしょうか。
逆に元の位置には握り拳よりも小さいものが残っています。
そしてこの2箇所が連動して安定感を高めてくれるようです。
本来の下丹田が足の下に生まれた自分の場をコントロールしているかのような印象です。
結果的にグラウンディングが極端に高まるのかもしれません。
地の上に立っているという体感覚が強まります。
これは木が根を下ろしている様子に近いのかもしれません。
そのくらいぴったりと地面にくっついている気がするのです。
そして立っているだけだとしても使う筋肉が微妙に変わっていることでしょう。
当たり前すぎる表現かもしれませんが足で立っているという様子です。
この結果として脚部の骨に近い部分への負荷がかかりやすいようです。
それは体軸へとつながって深層筋を鍛えることにもなるでしょう。
事実スキーをした後の疲労感が異なるものになっていました。
登山の時と同じような全身の深い疲れがあったのです。
それとともに今までは足で立てていなかったという評価が頭に浮かんできます。
あえて言うなら腰で立っていたというところでしょうか。
そのために背中に強張りが生じやすかったのかもしれません。
この違いはより全身のリラックスが得られやすいように思います。
すると面白いもので座位でのグラウンディングもしっかり体感できるのです。
もう少し時間が必要そうですがこれを定着させていきたいものです。
谷 孝祐
2016.3.30 12:39