ふとした瞬間にいまだに腕の痛みが残っていることに気づきました。
1ヶ月弱前に滑って転んだ時のものです。
脱臼か何かだったのでしょうか。
特に支障がないので気には留めていませんでした。
飛躍しますがそれは自分の中では実質的に治ったと解釈していたことを意味します。
しかし正常に戻っていなかったことは明らかです。
そしてこのズレは体に負担をかけていたことでしょう。
実際に10日ほど前に首の痛みが出て改めて衝撃が強かったことがわかりました。
そこから転んだ時に受け入れて蓄積してしまった力を抜くことを意識し始めましたがそこから順調に改善が進んでいっている実感があります。
その結果としてやっと普通の痛みになったと言えそうです。
本当の意味で支障がなくなってどのように動かしてもさほど痛くないという様子です。
そこで気づいたのが今まで無意識にかばっていたのではないかということです。
地面に叩きつけられた翌日にはすでに大して痛くないと思っていたわけですがそうではなかったのかもしれません。
つまり痛みが出ないように上手に腕を動かしていただけではないかということです。
それがあまりに自然で気づかなかっただけという可能性が高そうです。
またこの認識のズレは完治するのを遅らせている気がします。
中途半端なところで自然治癒が止まってしまう傾向を生んでいる感じがするのです。
ただよく思い返せばこれが自分にとって通常のパターンなのだと痛感しました。
いつでも怪我をした時は動作に不自由さがなくなったところで治ったと理解していたのです。
結果的に見えない部分での体の変質が残ってしまっていたことでしょう。
それが古傷が痛むと表現されるような体感を起こしていたように思います。
そんなわけでこれからはちゃんと治るところまで意識し続ける必要性を実感しました。
同時に本当の意味で元どおりになるまで治ったと解釈しないように注意したいものです。
きっと安易に治ったとしてしまっていたのも痛みを感じないようにする作用だったのでしょう。
おそらく幼少期についてしまったパターンなのだと推測されます。
だからこそ定期的に怪我をするようなパラダイムにいたのかもしれません。
ひとまず過去の負の遺産が体にどの程度残っているのかモニタリングしてみようと思います。
その上で本当の意味での健康体に近づけていきたいものです。
谷 孝祐
2016.3.20 19:57