人生で一番の急登 | 3年前のしこうの楽しみ

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近年、年に一度の恒例になっている本格的な登山にやってきました。
今回は剣岳をメインに周辺を山中二泊でまわる予定です。
当初の予定では、剣岳のあと日本三大雪渓である剣沢雪渓を下ったのちに秘湯中の秘湯である仙人温泉を経由し、断崖絶壁の水平歩道を歩いて欅平というとこころに至るものでした。

しかし、何のはからいなのか出発の前日にこのルートがとれないことが分かりました。
仙人温泉からの下にある雪渓が最近崩落したらしく、一度は応急処置的に迂回ルートを作ったものの、さらにその部分まで崩れ落ちてしまったとのことでした。
しばらく、復旧のめどは立たず通行止めとのことでした。

そんなわけで、電話で状況を確認した仙人温泉の山小屋の人は、もう今年は閉める準備を始めていると言っていました。
ということで、急遽後半部分のプランを変更することになりました。
初日は富山空港からタクシーで標高740mの馬場島登山口に到着し、9:35に出発しました。

そこからはずっと急な登りといっても過言ではありません。
といっても半分くらいまでは難なく進め、11:10に標高1600mの地点に到達しました。
気づいたら休憩しようと思っていた展望台はとっくに過ぎていて、思っていたよりも良いペースで進んでいたので少し休憩し、11:25にそこを出ました。

そして40分ほど登ると標高1900mに達し、そこでも15分の休憩をとりました。
この辺りでかなりの勢いで標高をあげている気がしてきました。
標高差1160mを2時間半で登ったわけです。

この認識がいけなかったのか、睡眠不足の上に朝食も食べていないに等しい状態だったことから疲れが出てきていることが知覚できました。
その上、入山直後から雨が降り出したためにレインウェアを着用したため、暑くてサウナに入っているかのような大粒の汗をかきながらの山行でした。
リュックサックも雨用のカバーで覆っていたので、水も気軽に飲めない状況でした。

そんなわけで持ってきた緊急食のメザシの乾物と黒糖を少し食べました。
そのおかげで持ち直し、標高2000mに12:40くらいに至りました。
まだ、回復しきれていないようでここでも10分の休憩をし、緊急食を口にしました。

その前の時よりも味が濃く感じられ、体がエネルギーを欲していたことが強く自覚されました。
最終的にこの日の宿泊先の山小屋である、標高2224mの早月小屋に13:35に着きました。
雨もやみ、時間にしたらたった45分ですが、この最後の区間はエネルギー不足の体と駆け引きしながらの少し厳しさを感じるものでした。

結果的に一般的な歩行時間が5時間40分のところを、休憩含めて4時間、歩行時間だけでは3時間20分で歩くことができました。
標高差1484mという行程をこの時間で登ったのは初めてで、可能なペースで淡々と進むことの意義を感じたのでした。
写真は、早月小屋から望む紅葉と剱尾根です。

谷 孝祐
2015.9.28 22:14