刺激的な早朝の大江戸線 | 3年前のしこうの楽しみ

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たいしたことでもありませんが生まれて初めての体験をしました。
それは早朝に公共交通機関で空港に向かうということでした。
自分の場合、飛行機に乗る時は車で行くのが通常ですが、今回は帰りを新幹線利用にしたので逆に不便になってしまうという状況でした。

予定からいって、この組み合わせが便利だったのです。
といっても、こういった選択は都内に暮らすようになってからするようになったものです。
昨年までは駅までが遠い場所に暮らしていたので、できるかぎり新幹線は避けていました。

空港だと大きな駐車場があって比較的安くとめられることから、圧倒的に車と飛行機の組み合わせが便利であり、それ以外の選択はなかなかしにくかったのです。
そういう意味で選択肢が広がってより縛られなくなったということもできるかもしれません。
事実、行きにくい場所という概念が感覚の上でほどんどなくなったように思います。

暮らす場所でこういった変化が起きるとは思っていませんでした。
それはさておき、どうやって行こうかなんとなく考えているうちに前夜になってしまったのでした。
どことなく基本的にタクシーでいいかという気分でいました。

早朝であれば20分くらいで行けるのでとても楽だと思ったのです。
しかし、よく考えれば朝5時台にタクシーがつかまる保証はありません。
そんなわけで、寝る前に急遽ダイヤを確認し、最寄駅を5:28発の地下鉄に乗らなければならないことが分かったのでした。

朝になって駅にいくとまだ閑散としていました。
ところが、空いているだろうと想像していた地下鉄は思いのほか多くの人が乗っていました。
そして、六本木ではかなりの人が乗ってきました。

夜中遊んで朝帰る様子の人が増え、車内は今まで経験したことのないようななんとも言えない混沌とした雰囲気になりました。
少し抵抗感を持ちつつもまわりを観察してしまい、どことなく日本ではない場所に身を置いているような気分になったのでした。
それにしても、まだまだ知らない世界があるものなのだということを実感させられました。

そんな体験が影響したのか、ついでに乗ったことはあるはずだけどいつ乗ったかも分からない東京モノレールも経験してみようと選択しました。
今までと違った東京の風景が見られて、これはこれで楽しい気がしました。
早朝から自分にとってはなかなか刺激的な時間でしたが、意識の固定化を避けるため、普段と異なるパターンを選んでみる意義があらためて感じられたのでした。

谷 孝祐
2015.9.27 7:41