ナンバーへの先入観 | 3年前のしこうの楽しみ

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箱根から都内に車で向かう時でした。
話の展開で車のナンバーの話題になりました。
人気のナンバーが「品川」と「横浜」だというところから、どこのナンバーがいいかというような流れでした。

少し前に知った、杉並区民にとって「練馬」ナンバーは不本意だという意見があることと、そこから変える動きがあることを思い出しました。
練馬区民に失礼かとも考えられますが、個人的に共感できなくもなく、自分にもそういう見識があるようでした。
世田谷にも似たような話があった記憶があります。

偏見かもしれませんが、振り返れば自分にもどこナンバーが良いとか悪いとかいう印象があることは否めません。
それはほぼ無意識的に形成されたように思います。
運転マナーの良し悪しという点において主観的に感じるようになったという性質もありますが、それ以前から単純な根拠のないイメージのようなものもあったように記憶しています。

たまたま生まれ育った地域が「横浜」ナンバーのエリアだったというだけで、自分の車が他の地域のナンバーになることに抵抗があります。
よく考えればおかしな話です。
登録上、識別するためだけのものに、何らかの意味づけをしてしまっているわけです。

これは刷り込みのようなものなのでしょうか。
なんとなくですが、問題はそれよりも大きな集合無意識レベルの認識にありそうな気がします。
おそらく、ナンバーは住居地を示す機能を結果的に果たしていて、その地域に対するイメージがそのナンバーの評価に投影されているのでしょう。

そういう意味において、自分の住んでいる地名のナンバーを欲しいという動きが出ることも理解できなくはありません。
そんなように考えていると、遠くからは視認できない見たことのないナンバーの車があらわれました。
近づいてみると「杉並」ナンバーでした。

調べてみると、11/17から導入されたご当地ナンバーで、「世田谷」ナンバーも一緒に誕生したようです。
ささやかに面白い体験でしたが、自分自身のナンバーに対する意味づけははずしていこうと思いました。

谷孝祐
2014.11.24 10:35