カザフのミュージックナイト | 3年前のしこうの楽しみ

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カザフスタンの田舎に滞在しました。
高校生の時のドイツ以来、人生で二度目のホームステイです。
その日の目的地の近くに宿泊施設がないことから、旅行会社の判断でそのような手配になりました。

事前にお願いすれば首都のアスタナまで戻ることも不可能ではありませんでしたが、こんな機会もなかなかないので体験してみることにしました。
自主的にあえてそのような選択をすることもないので、未知の領域を受け取ってみることにしたわけです。
全くどのような場所に泊まるか推測のつかないまま到着しましたが、完全なるホームステイというよりはホームステイ的ゲストハウスという印象でした。

宿泊用の棟があって、その中に共同利用のリビングルームとバスルーム、そしてベッドルームが5つほどありました。
今回はベットルーム一部屋を一人での利用でしたが、もし相部屋だったら小さなユースホステルのようなイメージかもしれません。
それでもあまり悪い感じはありませんでした。

その隣の棟がダイニングになっていて、そこで一緒に食事をとる形でした。
到着があまり早くなかったので、すぐに夕食の時間になり、ダイニングに行きました。
食事を始めているとその家の主もやってきて、お酒を勧められました。

断る理由もないのでいただくことにするとウォッカがつがれました。
そして宴会が始まりました。
ロシアでもそうですが、乾杯したらショットを一気するのが流儀です。

それでも最初は味見程度に少しづつ飲んでいたのですが、やはりそれでは許されず、従うことになりました。
どうやらこの主は作曲家らしく、こちらが一気すると友人として認められたのか、キーボードで様々な曲を弾いてくれました。
もちろん自分の曲も披露してくれて、曲間にまた飲むという状況でした。

まさかこんな場所で音楽家とこのような親交を持つとは思いませんでしたが、なかなか面白い貴重な経験でした。
結果的に中央アジアで一番印象深い夜となり、リスクテイクして受け取ってみることの意義を再認識したのでした。

谷孝祐
2014.10.6 21:57