夢の原因となったと思われるドライバーの運転で峠を越えました。
かなりスピードも出すし、無理かと思うような追い抜きもするし、というようななかなかアクティブな運転手です。
少し怖い感じがする時もあります。
実際に、ここでぶつかったら間違いなく死亡だと感じることもありました。
ただ、この国ではこういったことはあまり特別なことではなく、むしろ普通なことのようにも思われました。
対向車を見ていても追い抜きはしょっちゅうありました。
車線も特に引いてないので、自由といえば自由なのかもしれません。
スピード規制はあるようですが守らないのが通常のようで、警察がいる場合は対向車が頻繁にパッシングで教えてくれます。
そういう時だけ、極端に減速して走っていたのでした。
とはいっても、長距離移動の時間短縮になって、ありがたい側面もありました。
そんなドライバーの車はシボレーのセダンタイプで、ぼちぼち高級感がある感じもあります。
その車で少し面白いことがありました。
主要道の山道の登りで、なぜだかドライバーがエアコンをきって窓を開けました。
その状態で峠までのぼりつめました。
そこそこ風が快適だったので窓を開けたのかと思っていました。
そして、峠で休憩となりました。
そこはドライフルーツなどを路上販売しているちょっとした市場のようになっていました。
するとドライバーは、ボンネットを開けて車の様子をみていました。
他にも同じような車が何台かいました。
どうやらエンジンを冷まさないといけないようです。
冷めて下りへ出発するとエアコンをかけてくれました。
上りでエアコンをきったのは、エンジンのオーバーヒート防止のためだということがわかりました。
自分も壊れかけの気に入った車をそのように走らせた時期があり、なんとも懐かしい感じがしました。
さすがに乗せてもらっている車でこういう体験は初めてで、その運転とは逆に何ともローカルでのんびりした印象を持ったのでした。
谷孝祐
2014.9.27 10:34